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子供だとあしらいながら、私に触れる事さえ困難になった彼の心の所在を、識っていた。
年月に付いて行けないのは何時だって男の方だと、ずっと昔にマミーが言っていたのをこの頃やけに思い出す。あちこちの膨らんだ私の身体は、ほんの少し気持ち悪い。眠れない風を装って貴方の布団へ潜り込んでも背中しか向けて貰えないのが悔しい。だからと言って泣いて仕舞う程に愚かにも聡くもなれないのだけれど。


そっと伸ばした腕の先、ひたり、と掌だけの接触。浮上しない奴の意識を空気で悟るなり私の右手は本音を辿る。




ねえミスター、好きだなんて今更告げたりしないからこっちを向いてよ、そろそろ我慢も限界なの。


071122


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あきゅろす。
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