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橙色の四角形。遠くに響く金属バット。郷愁拠りも鮮やかに迫る刻限は、確実と二人に変化を齎した。(そんな事、望んでなんかいやしなかったのに。)奴の唇は驚く程に冷たくて、私のカラダは驚く程に不自由で。震えているのが何方かも理解出来ぬ侭に絶たれた接触は夢の終わりの如く曖昧に、眠りに落ちる瞬間の如く無軌道に私を苛む。――どうして、友達でいさせて呉れなかった。そうしたら、そうしたら、そうしたら、別れの日には遠慮も無しに泣けただろうに。
「…死ねヨ、痴漢男」
「さっさと俺の前から消えて下せェ、田舎眼鏡」
子供である事を嘆きながら大人に成っていく私達には、逃げ場なんかきっときっと嗚呼もう最初から。






070603


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