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触覚に不覚。
その腕が意外と固い事は知っていた。私が子供なのも然りだ。それでも、純粋な力比べならば絶対に負けはしない自信がある。その気になりさえすれば、私はいつだって逃げられるんだ。その腕を振り解くのなんて、赤子の手を捻るよりも簡単。だからコレは、決して負けではない。私が逃げようとしないだけ。それはつまり、私の意思一つでこの後を決められるという事で、だから決して、この男に捕まっているとか、この男の思うままになっているとか、そういう訳ではない、のだ。ただ、この温度が心地好いだけ。
そうに決まってる。




070622


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