見てるだけじゃなんにも出来ないし発展なんてもっての他だとみんなにいくら言われたって、叶わない恋だから、見てるだけでいいのです。
今年も神奈川では初雪を観測しました。綺麗な雪、でした。雪が降れば暖かくなる、とよく言います。どうなんだろうか。だけど、綺麗です、とても、あなたが。雪に当てられながらも一生懸命にボールを追いかけるあなたが、私は雪よりも綺麗だと思うのです。あなたが雪を一層綺麗に魅せているのです、きっと。
見てるだけでいい、逆に言えば、面と向かって話す勇気が、私にはないのです。あなたは、隠しているつもりなのかもしれないけれど、私は知っています。みんなは知らないかもしれないけれど、私はあなたがただ１人の女の子にだけ、違う笑顔を向けることを、知っています。その子が優しくあなたを「ブン太」と呼ぶのを知っています。嗚呼悲しいかな。全てを皆が知れば、あの子はきっと悲しいめに合うのです。嗚呼悲しいかな。心のどこかで私が私を説得するのです、皆に事を伝えたら、きっと悲しみも癒えるだろうと。だけど私が聞かないふりをするのは、私があなたを好き、だからです。心から、好き、なのです。私があなたを好きな
気持ちは、きっとこんなかたちでしか表せられない、叶わない恋、なのです。
だから私はあなたの幸せを見ているだけでいいのです。嗚呼悲しいかな、これが私の初恋。
愛しています、と
（心の中で叫ぶのです）
2008/01/19 (C)mika.
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