俺はどうにか成ってしまったのかもしれない。何て事だ。
「どうしようリン!」
「え、何どうしたのレン。」
俺の焦り様に比べて随分と冷めているリン。リンってミク姉にだけ猫被ってる様な気がするの俺だけかな。
「ああもうじゃなくて!危ないんだ、俺壊れちゃったかもしれないんだよ!」
「かもでしょ、かも。どうせ壊れてないって!」
「ちょ、明るいよ何でだよ!いやほんと真面目におかしいんだって…!」
自分で自分の事をおかしいおかしい云う自虐趣味は無いんだけど、本当此れは変だ。
「うーん…おかしいって云ったって私から見たら別に何時ものレンだけど…、具体的に何がおかしいの?」
「まともに喋れない…。」
「嘘吐け。」
「違っ、だからさ!」
頼むからもう少し弟の事心配して下さいお姉様。
「その…何て云うか…カイト兄の声がすると物凄くドキドキして息が詰まるし目が合うと何か解んないけど凄い恥ずかしく成るし匂いがしただけで顔とか熱く成った気がするし頭からカイト兄の事離れないしだからって別の事考えようとすると余計にでっかく成ってくるし一緒にご飯食べる時も口元ばっか気に成るしほんとうざったい位カイト兄の事ばっかでだから会わなければ良いんだって思って会わなかったら其れは其れで訳解んない位辛く成るしで段々気持ち悪く成ってきたんだけどやっぱり本気で嫌とかには成れなくてああ未々在るんだけど、」
「あーはいはいもういいようん。」
「なっ何で!」
全然終わりまで在るのにやる気の無さそうな声で止められた。
「レンはカイト兄の事どう思ってる?」
「嫌い!」
「うん即答有難う。」
質問の意味も解らないし、たった其れだけでリン一人だけ解った様な顔してるし。
「はぁ…其処まで成ってるのに何で自分で気付かないのかなー。」
「な、何さ。」
「だってレン、カイト兄の事好きなんでしょ?」
は。
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