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3人の前でひらりと揺れるそれは…

「スコートだよ♪」
「英二、それって… 」
「そ、今日みんなに見せてた姉貴の。」
「えぇ!?大丈夫なんスか!?確か…英二先輩のお姉さんって怖いんじゃ…;」
「大丈V!」

何の根拠があるのか、自信満々に肯定する菊丸。
そのスコートは、なんでも、菊丸のお姉さんのファンにちょこっとだけ見せるために持ってきたのだとかの代物だ。

「え…まさか、負けたらそれ着なきゃいけないんスか?!」
「もっちろん!」
「ふぅん…。いいよ、僕やる。」
「負けなきゃいいんスよね!やるッス!!」
「じゃ、始めるよ♪」

えぇー!?
何でみんな、ちょっとやる気なの!?
つーか、不二先輩がめっちゃこっち見てニコニコしてる…;;

リョーマの心の叫びを誰も聞いてはくれず、カードは配り終えられた。

「ここは、オーソドックスにババ抜きでいいよにゃ?」
「さ、じゃんけんぽん!」


―――――――…


「やっぱり……」

もう分かりきった結果だが、リョーマがビリ。
リョーマは、負けたというショックより、今から着なくてはいけないこの服のことでもはや立ち上がれない。

「さ、リョーマ。着ようね?」

ニッコリと人当たりのいい笑顔を浮かべながらも、有無を言わさぬ雰囲気を出しているの不二に負け、とうとう着替えてしまったリョーマ。

「越前…」
「おチビ…」
「リョーマ…」
 
3人とも、それ以上言葉が出て来ないほど、ぴったり似合っているリョーマ。

「も、もういいッスか…」

半ばげんなりしながら、頑張ってはにかみ笑顔を振りまくリョーマ。

しかし、次の瞬間…

「ぅわあッ!!?」
「英二、これ借りるから!」

身体が急に浮いたかと思えば、不二に横抱きにされていて…

それだけ言うと、リョーマと2人分のテニスバッグを持って走り去った不二。



「何か、不二だけいつもおいしいよにゃ…」
「そうッスね…。でも、見れただけでも感謝ッスよ、英二先輩。」
「そうだにゃ。」

無理やり納得して、男2人寂しく下校する菊丸と桃だった。


END


- - - - - - - - - -
あとがき
夜忌ちゃん、ごめん!!
ギャグにも満たない駄作になってしまいました;;
しかも、とても待たせてしまいましたね!;
こんなですが、受け取って下さると喜びます。



++++++

貼り付け激遅く成りました…!(滝汗
全然駄作なんかじゃないですよ!?

展開が解り易いですし、凄く面白いので寧ろ駄作よりも良作、神作です!!(ぇ


変なリクエストしてしまってすみませんでした^^;




 


あきゅろす。
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