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「あ、アスラン…?君ホントに大丈夫?」






困った様に問い掛ける。





アスランは、其れはどう考えてもお前の方だと怒鳴りそうに成ってしまった。









「どうして。」

「え?」

「どうして食事にちゃんと手を付けなかった?」

「ぅ……。」







抱き締めたままくぐもった声でアスランは半ば責める様に訊いた。













「どうして…。」

「アスラン?」

「どうしてお前は俺の前で倒れたりしたんだ。」

「………ごめん…。」






共に、失う事の恐ろしさを知っている。手が届かないのが一番辛い事も。















「泣かないでよ。」

「泣いてなんかない。」







抱き締める温もりが身に染みて、少し痛い位だ。


ラフなスタイルで在る為に、Yシャツからでも伝わってくる鼓動。生きている、証。




「アスラン。そ、そろそろ放れないと…。」

「駄目だ。」

「え…?」








―――ドサァッ。















緩く、アスランはキラを無機質に軋むベッドの上へと押し倒した。
 








「ちょっと…こんな所で…!」

「誰も来ないよ。」

「其れも在るけど、そうじゃなくて!僕一応病人なんだよ!?」

「俺を心配させたから今回は許さない。」

「は!?…っん…!!」







上から覆い被さる様に桜色の口唇を塞ぐ。


「ん……ふ…ふぁ…。」

湿った吐息と甘い声に重なる卑猥な水音。

「あす…ら…ん…。」

「キラは直ぐ赤く成るんだな。」

「やだ、見ないで…!」

「見して。」

「んっ!!」




白い首筋を一瞬だけ強く、啄む様に吸うと赤い朱の証が付いた。



「そこ付けたら駄目だってば…。」

「可愛いよ、キラ。」

「ふ…んん…。」




耳に息を吹き掛けながら、低く囁く。其れだけでキラは更に赤く成り、身震いした。




「やっ、だめ…!!」



瞼に口付けを落としながら薄いYシャツの裾を捲っていく。

キラは何とか止めさせ様と抵抗するが力の抜けた身体ではどうする事も出来ず、されるがままに成る。





「アスラ…ひぁうッッッ!!」



侵入を果たしたアスランの指はキラの赤く色付き始めた胸の突起に躊躇う事無く触れた。

上がる嬌声。
跳ねるしなやかな身体。





「そこ…やだぁ…!!」

「好きの間違いじゃなくて?」




捏ねる様に指で弄ぶ。
回す様に動かしては固い尖端を押し潰し、引っ張ってはまた捏ねる。


執拗に指だけを使い追い詰めていく。




 


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