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空王国


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舞台

 物語の舞台は架空の世界の架空の王国です。
 カタカナ名の人が多いのでうそ臭く西洋中世っぽいですが、多神教です。
 作中では「国」としてしか出てきませんが、一応国名を考えてみました(公開半年経ってからですが)

レトキア王国という小さな国という設定にしております。
 この国を治めるのはセロニアス家という余所者の王家です。
 現国王は4代目です。曾じいちゃんの代に、ヘマをやらかして辺境に追いやられてしまいました。それから領土を広げつつ、「レトキア領」の統治権を承認してもらったそうです。




ちょっとした設定

 この物語の世界観は「ヴェンダ教国」という恥ずかしい名前の国を中心にしています。
 が、べつに王制でも共和制でも軍事独裁制でもありません。ただ、ちょっぴり政情が統一されていないゴタゴタした昔の大国と、その周辺を取り巻く七つ国が地図のほとんどを閉めています。
 本当はもっと外に広い世界と開かれた文化があるのですが、どうもヴェンダと周辺地域で出回っている地図には描かれてないようです。



まるっきり蛇足

『南の深い森』
 物語の舞台レトキア王国のある地方です。北部(ヌーベリア)と南部(レトキア)とに分かれてます。
 ヌーベリアには10年以上前に内乱があり、国土が二分、現在はヴェンダ統治領と、新たな王家を招いて開かれた王朝とに分かれてます。ラルバートのお母さんでレトキア正妃は王朝の人です。

『レトキア』
 長年混乱していた地域です。
 ヴェンダから何度も貴族を派遣し「統治権の承認」をしていたが数代で途絶えてばかりだったので、失脚した貴族の左遷先として有名な「呪われた地」といわれてます。

現在はセロニアス家が収めてます。でもあんまり作中で名前が出てこない王家です。ついでに現王は4代目。
 前王の時代に隣国ヌーベリアが二分する争いがあり、そのさなかに王子二人が死亡し、現在の王に順当に回ってきた結果、王様になっちゃいました。たなぼたです。
国内に有力貴族クロフェルド家の存在があり、クロフェルド当主のバセリア公と王との不仲は有名だそうです。

バセリア公は王の后の一人エーデリアの兄にあたるオッサンです。
 王との不仲の原因として、エーデリアを正妃にしなかったこと、王の第1子でありエーデリアの子であるアウディが王大子になりそびれたことなども含まれるらしいですが、真実はオッサンのみぞ知るです。

『クロフェルド家』
 レトキア王国の最有力貴族。一門は『南の深き森』で盟主だった者の血を引いてます。
 そのため、ヴェンダから警戒されてます。
 バセリア公は王との中の悪さは有名ですが、別にクロフェルド家全体がそうとは限りません。

『セロニアス家』
 レトキア王国を治める王家。もとはヴェンダの中央貴族でしたが、曽祖父の代に失脚して、当時混乱していたレトキアの平定を名目に左遷されました。前王の代になってようやく国内が沈静化してきたそうです。

『南の深い森』
 もとはヴェンダとは異なる神を信仰していた土地です。ヴェンダ国内の混乱や弱体化に伴って国民が移住してきて住民との間で衝突がおきたそうです。
いつの間にやらヴェンダの文化の染まって、神様や精霊がごっちゃになっているっぽいです。誇りがないのか順応性が早いのか、ちょっと微妙な地方。
 ヴェンダ国内では実際に統治してしまおうと考える一派と、ほかの七つ国のように忠誠を誓ってさえいればいいという一派など、さまざまな思惑があって、政情が動くたびにアプローチが異なってます。

 10数年前のヌーベリア内乱のさなかに、まんまと一部を手に入れ(別に策謀の結果ではなく、内乱のどさくさで軍を派遣し、10年以上駐留させたままにしてあるだけ)、ほぼ統治領化しています。すっかりヴェンダに教化された地域だったり、先祖が移住者だったりするので特に現地の反発がなかったらしいです。


※長々とすみません。
すんません。所々ネタを入れつつ即席で作りました。暇つぶしになれば幸いです。
人物紹介
アウディ
チキンでビビリな主人公。基本根暗で馬鹿。
近衛予備兵所属だけど、実はお客さん扱いしてもらっている。本人はそのことに気づいていない。
こげ茶色の髪の毛に緑の目らしい。
王様
名前がまだない。セダンかワゴンかミニバンにしようか悩み中。
奥さんも子供も沢山。
基本的に何を考えているのかわからない変な人。
光によっては赤く見えるらしい茶色の髪とブラウンの目(超地味)。
デミトリ
アウディの弟。兄と正反対で元気。
甘やかされて育ったため、世間知らず。
感受性が強く、思ったことを素直に口にする。こいつも馬鹿。
赤茶色の髪の毛に緑の目。
グレビス
アウディの叔父さんで、近衛騎士団の団長。
アウディの遠い上司。
王の腹心の部下で、実の兄弟。
兄と同じく何を考えているのかちょっとわからない。
比較的自由に動けるらしい。

小説「水底に灯る火」を読まれる際はドウゾ
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