『?』 『………』 『どうしたの、ウィーダ君。僕の顔に何かついてる??』 そう言って、くすりと微笑む目の前の彼の姿に、我を取り戻してハッとした。 『えっ?!あっ、なな、なんでもないです!!』 何という事だ。 俺は目の前にいるラブラドール司教に見とれていたのだ。 『そう?変なウィーダ君』 そう言って、まだ動揺している俺を見て、無邪気にくすくすと笑い続ける。 『いや、あの…///』 可憐な花 可笑しい。 自分の上司に。 しかも男の人に、見とれてしまうなんて。 元々、綺麗な人だとは思っていた。 男にしては中性的な顔立ちや背格好をしていて、線が細いと言うのか。 瞳なんか、まるで宝石みたいに輝いていて、肌も白くて。 その宝石の瞳に被さる睫毛は長いし、唇だって女の人みたいな桜色をしている。 そして、ラブラドール司教の司教見習いになって。 ただ俺は、自分が淹れたハーブティーをラブラドール司教と一緒に飲むこの時間が好きで。 それを美味しそうに飲んでくれる姿が愛しい、なんて思うようになって。 一緒に過ごす時間が増えるにつれて、ラブラドール司教の中身を知っていって。 あぁ、この人は中身も外見の様に美しくて、心が綺麗で優しい人なんだなぁって思った。 そして、どんどんこの人に惹かれていくのが分かった。 憧れか、尊敬か、それともー… この気持ちは、何なんだろう。 ----------------- 突発的にウィラブSS。 ウィラブとかマイナーだよねって思っていたら、嬉しいことに反応を頂いたので調子こきました(○´Д`○)←殴 なんかウィーダ君ならではの初々しさとかを出したかったんですが。。 悩めるウィーダ少年! まだ憧れでいいと思うよ(*´∀`*)笑 [グループ][ナビ] [HPリング] [管理] |