指導室
「安藤。」
「―は?」
学校の昼休み、皆がご飯を食ってる中俺はダルくなり無断で早退しようと渡り廊下を歩いていた。
すると背後から声をかけられ振り向いて見るとそこには数学の本庄が立っていた。
「何?何か用?」
面倒くさい俺はポケットに手を突っ込んで答えた。
「目上に対しての態度、髪の色、アクセサリー、だらしない制服の着こなし。お前は本当に問題児だな」
尖った口調と、メガネ越しから伝わる冷たい目。
いかにも、インテリ系メガネ君って感じ。
ちょっとツンツンして突っ掛かりにくそう。
でも顔は美人だ。
「それは、ども。じゃあ」
問題児で結構。
俺は好きなようにしてるだけ。
真面目なんてクソくらえ。
「待てと行ってるのが分からないのか?」
冷酷な瞳で睨みつけられる。
コイツは苦手なタイプかも。
何考えてるか分からなさそうだし、何か怖いオーラを感じる。
「ちょっと、離せよ」
腕を掴まれ動けない。
「…こっちに来い。お前は一度指導してやらないといけないな」
ククッと楽しそうに笑う本庄の顔が怖くて柄にも無く身震いした。
コイツ…危険な感じがする。
腕を離そうと抵抗するが、手首に跡がつくんじゃないかってぐらいに強く握られ無理矢理指導室まで引きずられる。
「入れ」
指導室の中に突き飛ばされ、危うく転けそうになる。
「いってーなぁ!何すんだテメーッ!!」
ガチャ、とドアを閉めると鍵まで掛けた。
「出来の悪い生徒には指導が必要だろ?特にお前のような生徒はな」
口端を上げてニヤッと笑みを溢す。
メガネのレンズ越しから恐怖を感じた。
奴の俺を見る目がおかしいと――。
不安を感じた俺は後退りしながら本庄から離れようとした。
逃げれる唯一のドアには奴がいて逃げれ無い。
「…な、何すんだよ」
「言っただろ。風紀を乱す生徒には罰を与えないとね」
本庄は笑いながらこっちにゆっくりと向かって来る。
「…くっ来るな…」
走って逃げようとしたら、あっさり捕まり両手首に何かを掛けられる。
「大人しくしなさい。」
後ろで両手首を手錠で縛られている。
外そと動かすが、ガチャガチャと音を立てるだけで外れそうに無い。
「無理だよ。私が鍵を持ってるんだからね」
「先公がこんな事して言いと思ってんのかよっ!!」
「君に言われたく無いね。校則に従わない安藤が悪いんだろう?これから、ちゃんと真面目になるように指導してあげますよ」
「…いゃっ…ぁっ!やめ…ろっ!」
背後から本庄が俺の制服のシャツの中に手を入れる。
クニクニと乳首を弄りながら吐息混じりに俺の首筋を舐める。
「離せっ!気持ち悪いっ!」
全身に鳥肌が立つ。
本庄の異常な行動に俺の額からは冷や汗が流れた。
「安藤、乳首が勃ってるぞ?」
両乳首を弄られたせいか、シャツ越しから分かるくらいに乳首が勃っていた。
「…ひゃっ…ぁ、や、めろっ…」
乳首を触っていた手が下へと移動して行く。
「怯えているせいで萎えてるね」
またも、背後から手を伸ばしスラックスのチャックを下ろし始めた。
「…何しやがるっ!」
ジィィ――
ファスナーが下に全部降りると中に手を入れ、下着越しから俺のモノを触り出した。
気持ち悪くて…吐きそう。
「17歳の割には結構大きいな」
耳元で喋りながら俺のモノを扱う。
「…このっ、変態ヤローがっ!」
後ろに振り返って奴を思いっきり睨み付けるが、そのままキスをされた。
舌がヌチュッと入って来て来る。
逃げても逃げても、追っかけて来る舌に絡みとられると口内を自由に動かし犯す。
その際にも下半身を触っている手は止めずに、更に扱う手が激しくなっていた。
「ふぅ…っんっ…!!」
激しいキスに息が出来ない。
それに手が下着の中にまで入って直で俺のモノを触ってやがるっ…!
「勃ってきたね。」
そんな、変態な触り方してたら嫌でも反応するだろっ!
コイツ、こんな変態ヤローだったのか!?
「君はよくカッコいいって言われてるんだって?」
耳の中にまで舌を侵入させてくる。
「私には可愛いしか思わないよ。例えば、こんな風にね、」
「――っあぁっ…!」
下着からペニスを取り出し上下に扱い出す。
その刺激に思わず声が出てしまった。
「ホラ、ね。」
クスクスと笑いだす本庄が憎たらしい。
そんな事を思っていると、いきなり机に押し倒された。
上半身だけ机に乗りお尻を奴に突き出している様な格好。
後ろに奴がいるせいで何をされるか分からない不安がヒシヒシと募っていく。
すると、本庄がスラックスを脱がせる。
驚きで俺の身体が震えた。
「安藤は処女だろ」
――意味が分からない。
本庄は返事も待たずに、下着まで脱がしやがった!
お尻を丸出しにされて恥ずかしい奴なんていないっ!
「おいっ!バカッ―…てめぇ…ふざけんなよっ!」
後ろを振り返って暴言を吐くが奴は知らんぷりして、俺のお尻に触れた。
その瞬間、ビクンッと腰が跳ねた。
「ローション塗らなきゃ挿いらないだろうね」
「ひゃあっ…!?」
ゴソゴソと物音がし、キャップを開ける様な音がするとお尻に冷たい感触がした。
「つめ…った」
「塗らさなきゃお前の中に挿いらないだろ」
だから、意味が分からねーって!!
コイツ何なのっ!?
マジ気持ち悪いっ!
男好きの変態ヤローなんじゃっ?
「――うっぁ…っ」
沢山ローションを塗られると何かが侵入してくる感じがした。
「指だよ」
「…っ?!」
驚いて声が出ない。
「ここに私の挿れてあげるからね」
背後で、ハァハァと気味の悪い荒い息が聞こえる。
怖くて逃げ出したい!
無造作に指で中を動かしていく。
「痛いっ…!抜けよっ…変態センコーッ」
「変態だなんて酷い言いぐさだね。」
「教師がこんな事しても言いと思ってるのかっ!」
「言う事聞かない君が悪いんでしょ。それとも指導員である私に目をつけて欲しかったのかな」
「バカッじゃねー!んっなワケあるかよっ――ウッ…あぁぁ…ッ!!!!」
何の前触れも無くいきなり突っ込んできやがった!
後ろを振り向かなくても、中に入ってるモノが何かぐらい分かる。
いや、分かりたくも無い――。
「悪い事したら、罰があるって習ったでしょ?そんな事小学生でも分かるのに」
「はっ…ぁっ!…し、ね…よっ、クソセンコー…っあぁっ…やぁっ!んっ…ぁぁっ、」
「あぁ。ココがいいの安藤?初めての割には凄い感じてるケド?」
何故かお尻の奥を突かれると快感が増してくる。
こんな事されてんのにっ…
「はっ…、はぁっ…校長に…言いつけて…やるっ」
「ハハ。誰が信じるんだい、そんな話。逆に安藤の退学の話になるんじゃないの?学校一の問題児だもんね」
「――クッ…」
言い返す言葉も見つからない。
「そんな事より、イカせてもらおうかな」
腰を持ち上げられお尻がを突き上げられる。
「…ふ、ふざけっ…クッ…はぁっ…あぁっ…!!!」
ガンガンッと中を奥まで突かれ、俺は抵抗も出来ないまま揺さ振られるだけ。
突かれるたびに、机もガタガタと揺れ俺は嫌なのにも関わらず甘い吐息が洩れ出す。
「あンッ…、はっ…ぁっ、んっ…」
「気持ち良さそうだね」
後ろから手が伸びて来て俺の顎を持ち上げる。
「あぁ、いい顔してるよ。ヨダレまで垂らして、はしたない子だね安藤は」
「…――ンッ…はぁぁっ…ァッ!!!!」
ペニスを握られ扱かれながら秘部を激しく犯され、俺は呆気なくイッてしまった。
「はぁ…っ、はぁ…」
イッたばかりの俺は体力を失い机に倒れ込む。
「自分だけイクなんて、お仕置きにもならないじゃないか。もう二度と悪い事はしませんと誓いなさい」
「あっ…!また…っ、もっ…ムリ…ぃっ!!」
さっきと比べモノにならないくらいのスピードで中を勢いよく擦ってくる。
「早く言いなさい」
ペシッ、とお尻を叩かれた。
「もっ…死んじ…ゃうっ!」
「ホラッ!」
強く言われ、気持ち良さで頭の思考回路がおかしくなり本庄の言葉に返事をしてしまった。
「あぁっ…ぁっ!もっ…しま…せンッ…、悪い…事しない…からぁっ…」
「良ろしい。素直に言えましたね。ご褒美をたっぷりあげましょう」
「ひぃっ…!?ひゃ…あぁっ…!!あっ…ンッ、あっ…ンッ――イクッ…!!!」
机が揺れる音が激しくなり本庄が腰を動かす力も荒々しくなる。
グチュッ、グチュッ――
「…はぁっ。私もイキそうだ。安藤の中にたっぷり出してあげるよ」
「あっ…、あっンッ、せん…せぇっ、」
「偉いよ安藤。ちゃんと言葉使いも良くなって」
「…もっ、ダメ…イクっ――」
「私もだ。一緒にイこう」
「――あぁっ…!!!!ひ…ぃっ、…はあ…ぁっ、ア…ンッ!!!」
ドプッドプッ――…
二回目の射精をするとお尻の中で生暖かい液体が流れ込んで来た。
「良かったよ、安藤。私の沢山中に注いだからね」
快楽に堕ち、我を失ってしまった俺は手錠が外されても逃げようとはしなかった。
逃げる力も無かったけど。
「また悪い事したらお仕置きだよ?」
「……はい、…本庄せん…せぇ」
あの快感を味わったせいで、俺は病みつきになってしまった。
わざと、悪い事をしては本庄に犯され喘いでいる自分がいた。
本能まま犯され堕ちていく俺は、まるで本庄の玩具のようだった――。
「愛してるよ、安藤」
END
先生×不良が書きたかっただけの話です(^o^;
年下攻め好きの私にしては年上攻めは新鮮でした。
先生×生徒って王道?なので一度書いてみたかったんです。でもイマイチ…。
ここまで読んで頂いてありがとうございました!
2013 6.26
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