どこでの話かは考えてません
アニメ今期ライバルツンデレSさんと私の愛するヒコザルの話
___夢を見た。
あのヒコザルに別れを告げた時の夢。
背を向けて歩き出す。
ヒコザルの視線が背中に焼き付く。
切望、懇願、絶望。
たくさんの想いがないまぜになったそれ。
その全てを振りほどき進む。
ぶつり
緩やかではなく突然に切れた視線。
思わず振り返ると、目に入ったのはいつもの邪魔な奴ら。
何故ここにいる?
一人がヒコザルに手を差し出し何かを言う。
「××××××」
わからない、なにをいっているんだ。
俯き何かを考えるようにしていたヒコザルが不意に顔を上げ、怖ず怖ずと手を___
覚えていたのはそこまでだった。
バチバチ。
焚火のはぜる音。
地面にひいた雑誌の上に座り、揺らめく焔を見つめる。
「手を……」
漏れ出てしまった言葉。
フッ。
自嘲の笑みを無理矢理に作った。
それを見て気遣うようにエレキッド……いや、先日進化しエレブーになったか。
エレブーが「ブ?」と近くに寄ってくる。
舌打ちをして事務的に言う。
「こっちにくるな。明日も早い早くボールに戻って休め」
こっくり頷きボールに戻ったエレブー。
とても忠実。
そうなるように育てたから。
あいつなら、あのヒコザルならどうしただろうか。
……きっと怯えながらも俺の元へ近寄り、そして。
「馬鹿らしい」
溜め息と乾いた笑いが入り混じる
比べてどうするというのだ。
解っている筈だ。
『あれ』は、もう戻ってこない。
未練ばかりが積もってゆく、
そう、だ。最も未練がましいのはあれでもあいつでもあいつらでもなく、自分。
他人の玩具を求める幼児のような薄汚い心理。
気持ち悪い。
いらいらする。
目の前で燻っている焔にも嫌気がさして、遣りようのない気持ちをぶつけるように踏み消した。
なんだか長い間考えていたらしいシンジさん^^
アニメせっとぅーい
シンジとヒコザルはすれ違いすぎ
自分フィルターがや、ば、い。
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