皆さんは勉強をするときにどういった方針で進めていますか?たいていの人は事前に計画をして、休憩時間を取って効率よく勉強していると思います。
それはそれで全然いいのですが、ひとつ注意する点があります。
それは、扱っている参考書の内容です。
後でも話しますが、参考書は複数にわたってかじり歩くのではなく、一冊を徹底的にやりこむことです。
何周も何周も繰り返し熟読することで知識が定着し、重要な箇所がすらっと説明できるようになるまでやりこむのです。
その点から考えて、参考書選びは非常に重要です。
参考書選びで重要な点は、初めは簡単なものを選出するということです。
たとえば数学がすごく苦手で、1Aの基礎から学びなおしたいと考えていたとしますと、ついつい全内容が網羅された分厚い参考書を選びたくなるものです。
確かにこの1冊さえマスターしてしまえば数学で困ることはないかと思いますが、大半の生徒たちは序盤の章で挫折してしまいます。
ちょっと行き詰ってしまうと急にやる気が損ね、さらに苦手意識を持ってしまいます。
これではせっかく出てきたやる気が意味をなしませんし、実にもったいないです。
ですから最優先すべき事項を初めにさらっと目を通し、徐々に深い内容に入り込んでいく手法が一番効率がいいのです。
つまり、初めは簡単なもので重要度の高い項目からマスターします。そしてある程度知識が定着したらレベルアップした参考書に移り、完成度を高めていくのです。
大切なのは毎日コツコツ継続させていくことですから、ゆっくり落ち着いて基礎を定着させていくことから始めるのが原則です。