勉強で行き詰ったときには無理に続けようとはせず5分から10分の休憩を取ってから再開したほうが効率が良くなりますし負担も少ないです。
真面目な人ほど計画が詰め詰めで休憩が少なく途中で健康を害してしまう人が多いです。そんなことにならないように日頃の生活や計画を見直していくことが大切です。
計画が失敗して途中で挫折してしまう人の中でも特に多いのは最初からすべてやろうとする完璧主義思考の人です。そんな人は注意が必要です。
受験を制するためには最終的にはテストをすべて確信をもって埋められるレベルにまで達することです。しかし、初めから全部覚えようと意気込んでいると想像以上にそれが負担になってしまって途中リタイアしてしまいます。
重要なことは、まず簡単で大事なことから覚えていくことです。浪人生の場合は現役時代の基礎の定着が見込まれているようですが意外にも盲点だらけですので、浪人生もしかりです。
難関校では基礎的な設問を問われることが少ないと思っている人がいるようですが、その真逆です。言うならばその手の難問は基礎の連携問題です。
たとえば数学であれば見たこともない超難問に見えても、図示して視覚化したり表にして数値の法則性を見つけたりして自分の持っている(必ず高校の)知識をもって答えが出せます。
生物であればわけのわからないグラフが出ても特定の基礎知識があるだけで解決する問題も多いです。
基礎怠るべからず。真面目にコツコツとまずは基礎の定着に努めましょう。
初めは基礎を押さえながら難しい内容はさらっと学習し、2回目以降から徐々に深く学習していくことが重要です。ここで重要なことが、繰り返しです。
今勉強したことを受験日までとどめておく方法は繰り返すことしかありません。忘れないように定期的にメンテナンスすることが肝なのです。
私の通っていた塾の数学講師は、一度授業でならった問題は、授業直後、一日後、三日後、一週間後、一か月後の計五回は必ずやれと言っていました。
さすがにそこまでできる時間がはたして現役生にあるのかとは思いますが、これぐらいやらないと自分の血肉になって受験で生きてこないとのことです。
内容を深めながら繰り返すことで力がどんどんついてくるのです。