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警察犬の遺留品捜査や災害救助犬の被災者探索等でよく知られていますように、犬の感覚のうち最も発達しているのは嗅覚です。匂いで食べられるものかどうか、目の前にいる動物は敵か味方かなどを判断しています。また、コミュニケーションの手段としても、ここはどの犬の縄張りなのか、あるいは相手の犬の尻のにおいをかぐ事で相手は雄か雌かなどを判断することにも嗅覚は用いられたりします。そのため、犬にとって嗅覚はなくてはならない存在なのです。

犬の嗅覚はヒトの数千から数万倍とされていますが、その能力は有香物質の種類によっても大きく異なり、酢酸の匂いなどはヒトの1億倍まで感知できます。