気ままにTitle(フリー!)だるい体を持ち上げて ぱりりと足元で聲をあげる 走っても靴ずれの位置は直らない のっぽのせいで光りに当たる 手首に括り付けた紐が ぴくりぴくりと動く ああ、そっちにいきたいのね、 足を忙しく動かす時もあれば、 ゆっくりと円を描くこともある 流れてゆく景色は、 意識しなければ けっしてみることはできない
はっきりとは解らないが、 紅い紅い情熱のうたが 麦畑のむこうからきこえてくる 溶岩の溶けるそのうたは きみの鼓動だったか はじめまして 「どうにも、懐かしいね」 そういって君は笑った
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