さようなら (愛していたよ、) 所々、早いところは桜が咲き始め、春の訪れを感じる時期となりました。 こんな善き日にではございますが、ハイヒールLADYは今日をもって閉鎖致します。 先に散っていくこのサイトを、これからが盛りの桜とだぶらせては、苦い笑みが零れます。 サイトを開いた一年前のわたしは、日番谷への想いで一杯でした。 閉じ込めておけなくなったその想いだけを胸に、 『同人』という大きな世界に、右も左もわからぬまま踏み出した、その第一歩がこの『ハイヒールLADY』です。 今日この日まで、このサイト運営の間沢山の方々に触れました。 『頑張ってください』 『応援しています』 暖かい声援、数回の拍手。戴くたびに心は跳ね上がりました。好いてくださる方々がいるのだと認識するたびにとても嬉しかったです。 こんなわたしとサイト立ち上げ以来親しくしていただいた方々には、頭の上がらぬ思いで一杯です。 他にも、お話ししてからいくらも日の経たぬ方々や、ロムラーの皆様におかれましては、ご迷惑をお掛けし今回このような結果となりましたこと、深く御詫び申し上げます。 相互さまに対しましてはわたくし心底惚れ込んでおります。 お人柄、人格、品性。 そしてあたたかなお心遣い。 何もかも半端でごめんなさい。 この黒猫林檎という人間とお付き合いいただき、ありがとうございました。 今までいたしました数々のご無礼をどうか御許し下さい。 楽しく、幸せな思い出で林檎のお腹は一杯です。 深く御礼申し上げます。 閉鎖理由はひとつには収まりきりませんが、わたしの心を大きく突き動かしたものの一つは『銀魂』でした。 第一巻発売当初に心奪われ、アニメ化に伴い、熱は上がっていました。 それでもその頃は、日番谷へのおもいが他の何よりも上回っていたのです。 『BLEACH』への愛 それが今のわたしには足りません。 今でも日番谷の姿を目 に映すたび、『あぁ、わたしはこのキャラがすきだ』とひしひしと感じます。 ですが、創作しようという意欲が、皆無と言っても過言では無い程に、沸かないのです。 BLEACHを書いても描いても納得いかず、作品を捨てる毎日。 長らくBLEACHのほうは更新が停滞していましたが、そのような事実をみなさまにはひた隠ししておりました。 申し訳ございません。 二つ目は、小説について でございます。 わたしは元来、文章を書くのが大の苦手でありました。 それは今も変わらず、未だに構成やなにやらは総てぐちゃぐちゃです。 わたしの小説を好いてくださる方々に今まで沢山救われてきました。 しかしその反面、感想が無い月やみなさまとの交流の薄れていく日々を、とても恐れています。 わたしは皆様の気分を害するような小説を書いてしまったのか、と、情けないほどに 有り得ぬほどに疑心暗鬼になる自分がおりました。小説を絵と並べ、メインに立てる自分が、心底嫌になりました。 わたしは人とのふれあいが、幸せでした。 時には自分の不安定さに嫌気がさし、長らく人に心をよせなかったこともありましたが、 わたしはやはり、友が好きです。 隣人が好きです。 人が好きです。 その幸せを、二次創作した作品をもって共有できることが、喜びでした。 そしてそれはこの先ずっと忘れることなく生きてゆきたい。 わたしはこれから、銀魂の同人活動を本領とし、 絵をメインに立て、小説への力を少しばかり抜きたいと思います。 しかしBLEACHの絵は、日番谷の絵は、また描きたくなるひが来るような、何だかそんな気がします。 そのときは、他ジャンルとしてこっそりとアップしたい。 今は、そんな心持ちです。 長々と書きましたが、 結果的には明るいきもちです。 この閉鎖の挨拶を読まれ、お気を悪くされないようにと、ただただ祈るばかりです。 ハンドルネームもサイト名も総て変えて、新しい一歩を踏み出す場所はここに遺さず、静かに消えたいとおもいます。 今まで楽しい思い出を、本当にあり がとうございました。 ここで学んだことは多く、わたしを大きく成長させてくれました。 年明け前に日記で水彩画やるって約束したのに実現せずにすみませんでした。 またみなさまに会える日を思い浮かべて。 今まで支えてくださった総ての方々の愛に伏して感謝し、心から御詫び申し上げます。 平成二十年三月二十日 木 黒猫 林檎 [管理] |