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思わず息を詰まらせた俺の反応に気を良くしたのか、古泉がぐりぐりと強く乳首を押し潰し始めた。
「ぅ、ぐっ、ぅうっ……」
こんなところ、弄られても何にも感じない、はずなのに……。
俺の身体は確実に熱を帯びて、その熱は段々と下肢へと溜まっていく。
先ほど射精して、萎えたばかりの股間は、また硬く勃起してしまっているかもしれない。
「……ふふ」
笑い声が聞こえる。何がおかしいんだ。腹立たしい。
胸に触れていない方の手で、陰茎を握られた。それだけで、甘さを伴った快感が、びりびりと脳髄を巡る。
「ひ、ぃっ……!」
首が仰け反る。うなじの部分を、ぺろりと舐め上げられた。
ただ、触れられているだけなのに、びくびくと身体が快感に震える。
やっぱりおかしい。どうしたんだ、俺の身体。
「僕に少し触られちゃっただけで、こんなに……可愛い、ですよ。今のあなた、最高です」
うるさい、うるさい。お前に最高だなんて褒められても、嬉しくもなんとも無いんだよ!
「ふぁ、ぁ……あ、ぁ……」
だが、俺の口からは嬌声しか出てこない。
悔しい。歯がゆい。今すぐに振り返って、後ろの野郎を殴り飛ばしてやりたいのに……!
「何か、言いたそうな顔をしていますね」
顎を掴まれて、後ろに捻られた。古泉が俺の顔を覗き込む。
言いたいことはたくさんある。多すぎて文章にしきれないぐらいだ。
「まぁ……あなたの意見なんて、関係無いのですけどね」
俺の意見なんて、関係無い。
なんで、そんなことを簡単に言うんだ。今日の昼間までのお前は、真っ直ぐに俺を見つめながら、励ましてくれたじゃないか。
あの古泉は、どこに行ったんだ。
目じりから、ぼろぼろと何かが流れ落ちる。こんな奴に泣き顔を見せるのは癪だが、止まらない。
「ああ、泣かないでくださいよ。やだなぁ……」
古泉が困ったように笑いながら、指先で掬い取る。
人を泣かせるようなことをしているんだよ、お前は。悪いと思うなら、すぐに解放してくれ。
しかし、俺の涙程度で古泉が今の行為を止める訳も無く、陰茎を握る手に力が込められた。
「あうっ、ひッ」
先ほど絶頂を迎えたときと同じ感覚に、喉が震える。
しかし、さっきほど早くは達しなかった。
古泉が、背後から俺の股間を覗き込む。
「ここ、ひくひくしてますね」
人差し指を亀頭の先端において、ぐっと指を食い込ませた。
「ひっ!?」
思わず息を呑んだ次の瞬間、その人差し指の爪が、敏感な先端に食い込んできた。
「あ、ぐ、ああああッー!!」
激しい痛みに、声を張り上げる。
痛い、熱いっ……!
本当に、涙が止まらない。なのに古泉は、さらにその小さな穴に爪を立ててまで、指先を進入させようとする。そんな所に、指なんて入る訳無いのに。痛くて痛くて、仕方が無い。
「ひい、痛いっ!い、た、痛いッ!」
なのに、ありえない箇所からの、ありえない激痛に、俺の身体は興奮を感じてしまっているらしい。
萎えてしまえばよかったのに、残念ながら俺のペニスはしっかりと反応をしたままだ。むしろ、さらに血管を浮き立てて、勃起しているように見える。
「あれ、痛いんですか?」
当たり前だろうが!
この俺の泣き顔を見ても、分からないのか。
しかし、古泉はその行為をやめない。俺の胸に触っていた手まで下肢へと移動させて、もう片手の人差し指も尿道の側へと添えて、そちらの爪先も小さな穴へと食い込ませようとする。信じられない。
程よく伸びた爪は、柔らかい肉に簡単に食い込む。
「ぐ、あっああ、い、あ"ッ!い、だぁッあッ!」
裂ける。このまま弄られ続けたら、確実に。
そんなところが裂けてしまったら、どうしたらいいんだ。病院に行っても、なんて説明すればいい。





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