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世界の海援隊
海舟を斬らんと勝を訪ねた龍馬だが、
逆に説かれ、その場で勝に入門する。
「此頃ハ天下無二の軍学者勝麟太郎という大先生に門人となり、
この外かはいがられ候て、先客分のよふなものになり申候。
ちかきうちにハ大阪より十里あまりの地ニて、兵庫という所ニて、
おゝきに海軍ををしへ候所をこしらへ、
又四十間、五十間もある船をこしらへ、
でしどもニも四五百人も諸方よりあつまり候事、
私初栄太郎なども其海軍所に稽古学問いたし、
時々船乗のけいこもいたし、
けいこ船の蒸気船をもって近々のうち、土佐の方へも参り申候」
(文久三年五月十七日 姉乙女宛の家信より)

龍馬開眼の瞬間であり、維新回天の幕開けである。
これ以降、龍馬はひたすら世界を目指す。
近江屋でその大志は潰えるが、
陸奥宗光はその遺志を継ぐかのように世界を飛び回り、
対外政策に奔走する。
カミソリ外相・宗光はのちに龍馬をこう評したという。

「龍馬あらば、今の薩長人などは青菜に塩だね。
維新前、新政府の役割を定めたる際、
龍馬は『世界の海援隊でもやらんかな』と云へり。
此の時、龍馬は西郷より一層大人物のように思はれたり」
(千頭清臣『坂本龍馬』より)
知っておきたい用語/雑学
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