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 プレミア前半戦では、アーセナル、マンチェスター・ユナイテッドが凌ぎを削り合い、チェルシーがそれに追随して行く構図だった。後半戦も恐らくこの3強中心に回っていくことだろう。

 3強がほぼ一線上で並ぶ中で、筆頭としてアーセナルを推したい。センターバックの層とこGKの質に多少不安はあるものの、セスク中心の攻撃が上手く機能しており、バリエーションも豊富だ。FWの駒を考えると、アデバイヨール離脱の場合が厳しそうだが、もともと平面的なサッカーの得意なこのチームなら乗り切れるだろう。
 対してマンUだが、実力的には全く引けをとらないだろう。懸念されたルーニー・テベスのツートップも思いのほか機能しており、C.ロナウド、ギグス、エブラらのサイドアタックも強力で、ナニも新加入の若手と思えばかなりの貢献度だ。ディフェンスも強固で、とりわけファーディナンドは素晴らしい活躍だ。また、長期離脱のハーグリーブスが戻れば大きな戦力になるだろう。ただ、FWの層の薄さが気になるところだ。
 チェルシーは、モウリーニョの解雇でマイナスイメージが先行するが、グラント政権もなかなか様になってきている。コール、フィリップス、マルダらのサイドアタックが機能している。中盤もランパードを中心に強固だ。ただ、離脱の多いテリーとカルバーリョがトップコンディションには程遠く、アレックス、ベン・ハイムらは代役を務められていない為、センターバックは不安要素だ。アフリカネーション図カップでドログバ離脱の際も、実質代役はピサロのみでは、心もとない。

 その他で気になるチームをいくつか挙げよう。
 まず、リバプール。豪華な顔ぶれがいまいち機能しないのは、ころころ変わるメンバーとシステムのせいではないだろうか。ここを固定できれば、後半戦追い上げてくるかもしれない。ただし、アッゲル離脱でヒーピアを使わざるを得ない現状をどうにかしてテコ入れしないと…。
 マンチェスター・シティも新監督スヴェン・ゴラン・エリクソン中心にまとまりつつある。イタリア的なゾーンプレスで強固な守備を築いている。特にセンターバックのリチャーズは出色の活躍だ。インテルにエラーノがやってきた場合、戦力は大幅にダウンするだろう。
 また、若手の活躍するアストン・ビラもいいチームだ。中盤の新戦力・レオ・コーカーが強力なフィルターとなっている。アグボンラホルの正確なクロスをカリューの頭が狙うのが、お決まりのパターンだ。
 ポーツマスもよくやっている。とりわけクロアチアの新星・ニコ・クラニツァールとベンジャニが功労者だろう。ベンジャニは記憶が確かなら、少し前フランスのリーグ・アンのどこかに所属していた。その時からたまにいいプレイするなーと思った記憶がある。
 トッテナムは政権交代後、調子が上向いている。もともとポテンシャルは高いだけに期待したい。ジェナス、ゾコラの二人が最近見違える様に、特に守備面でよくなっている。

 最後に期待外れのチーム。ニューカッスルには期待していただけに残念だ。マルティンス、エムレ等インテルゆかりの選手がいるだけに、常に気にしているチームなのだが…。サム・アラーダイス新監督を招聘したが、結果は燦燦たるものだった(11位)。リバプール同様、固まらない戦術に問題があるのではないか。オーウェンとヴィドゥカの離脱は痛かったが、それにしても…。


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