[携帯モード] [URL送信]
 セリエAの冬の展望を、私なりに考えてみた。



 まず優勝候補最右翼は、贔屓目無しにインテルだろう。主力の離脱がありながらここまでしっかり結果を残せている点を考慮すれば、今後大崩するとは考えにくい。2位ローマに7ポイントの差は、あまりに大きい。チームの組織の熟成は勿論、マンチーニも監督として成長している。とにかくバランスが素晴らしい。



 対抗しうるのは、現在2位ローマ、3位ユベントス。ここにきてチームが出来つつあるユーベが一歩リードか。ラニエリは強豪チェルシーの礎を築いた監督であり、新チームをまとめたという実績がある。トレゼゲ、イアクインタ、デル・ピエロら攻撃陣も絶好調で、ここにきてチアゴの調子も上向きだ。冬に、カモラネージの穴を埋められれば、脅威になりうる。加えてCLのないことが、ローマよりも推す理由だ。ローマもトッティに怪我が無ければ怖い存在だ。ただ、トッティのいるチームは不在時に別のチームになる傾向にある。それだけ抜群の存在感ということだが。選手層を考えるとインテルに肉薄するとは思えないが、両チームとも、ポテンシャルは高い。



 ミラン、フィオレンティーナ、ウディネーゼ、パレルモ、ナポリ、アタランタ辺りでCLとUEFAを競うことになるだろう。現段階ではウディネ、ビオラを推したい。ウディネ(4位)ビオラ(5位)は若手も多く、組織も実にしっかりしている。後者は層もそれなりに厚く後半期待が持てそうだ。ミランは現在12位。4位ウディネと11ポイント差。この先もCLを優先して戦うつもりなら、4位以内は厳しいかも知れない。CLでの早期敗退があれば、滑り込む可能性もあるだろう。パトに多くの期待がかけられており、額面どおりの活躍が出来るか否かが鍵を握る。パレルモは…マウリッツィオ・ザンパリーニ会長。チームの実力はともかく、チームを掻き乱す彼の存在がマイナスに作用する可能性がある。そうなれば、欧州カップ出場権どころではない。アタランタ・ナポリも面白い存在だ。ただ、ナポリは守られると少し弱い気がする。カウンター重視の戦術で、オプションに乏しい為、しっかり守られると手詰まりになりがちだ。

 まあ、なんだかんだミランは帳尻合わせてきそうな気がしているが、CL出場権を獲るのなら、相当頑張らなければならないだろう。



 降格は予想しにくい。16位以下のリボルノ・シエナ・レッジーナ・エンポリ・カリアリ辺りだろうが、調子いかんでは、ラツィオ・パルマ・トリノ辺りも危ない。特にシエナ・レッジーナは厳しい戦いになるだろう。最下位のカリアリは、フォッジャやフィーニ中心にいい攻撃を構築しているだけに、攻守のバランスを構築できれば降格回避も不可能ではないのではないか。今後に期待したい。





最後に得点王の行方を。現在ユーベのトレゼゲが単独首位だが、彼が最右翼であることを認めなくてはならない。次いでクルス、イブラヒモビッチ、トッティ。アマウリも忘れてはならない。ただ、イブラは純粋な点取り屋ではないし、クルスもローテーションで出場時間が減少すれば、トレゼゲに対抗できるだろうか。その点CLの無いトレゼゲ・ムトゥ辺りは有利かも知れない。





 ただ、本心を言えば…イブラヒモビッチに得点王を獲って欲しい。



第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[グループ][ナビ]
[HPリング]
[管理]

無料HPエムペ!