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以下 『白菊』(夢野久作 著)より抜粋


 脱獄囚の虎蔵とらぞうは、深夜の街道の中央まんなかに立ちすくんだ。
 黒血だらけの引っ掻き傷と、泥と、ホコリにみれた素跣足すはだしの上に、背縫せぬいの開いた囚人服を引っかけて、太い、新しい荒縄をグルグルと胸の上まで巻き立てている彼の姿を見たら、大抵の者が震え上がったであろう。毬栗頭いがぐりあたまを包んだ破れ手拭てぬぐいの上には、え返った晩秋の星座が、ゆるやかに廻転していた。

▼サンプル1(ルビ16px、ふりがな6px指定)
 脱獄囚の虎蔵とらぞうは、深夜の街道の中央まんなかに立ちすくんだ。
 黒血だらけの引っ掻き傷と、泥と、ホコリにみれた素跣足すはだしの上に、背縫せぬいの開いた囚人服を引っかけて、太い、新しい荒縄をグルグルと胸の上まで巻き立てている彼の姿を見たら、大抵の者が震え上がったであろう。毬栗頭いがぐりあたまを包んだ破れ手拭てぬぐいの上には、え返った晩秋の星座が、ゆるやかに廻転していた。

▼サンプル2(ルビ20px、ふりがな10px指定)
 脱獄囚の虎蔵とらぞうは、深夜の街道の中央まんなかに立ちすくんだ。
 黒血だらけの引っ掻き傷と、泥と、ホコリにみれた素跣足すはだしの上に、背縫せぬいの開いた囚人服を引っかけて、太い、新しい荒縄をグルグルと胸の上まで巻き立てている彼の姿を見たら、大抵の者が震え上がったであろう。毬栗頭いがぐりあたまを包んだ破れ手拭てぬぐいの上には、え返った晩秋の星座が、ゆるやかに廻転していた。

▽サンプル1のHTML
<div class="sample1">
 脱獄囚の<ruby><rb>虎蔵</rb><rp>(</rp><rt>とらぞう</rt><rp>)</rp></ruby>は、深夜の街道の<ruby><rb>中央</rb><rp>(</rp><rt>まんなか</rt><rp>)</rp></ruby>に立ち<ruby><rb>悚</rb><rp>(</rp><rt>すく</rt><rp>)</rp></ruby>んだ。
</div>
▽サンプル1のCSS
<style type="text/css">
.sample1 ruby {font-size:16px;}
.sample1 rp, .sample1 rt {
font-size: 6px;
line-height: 1em;
}
</div>

▽サンプル2のHTML
<div class="sample2">
 脱獄囚の<ruby><rb>虎蔵</rb><rp>(</rp><rt>とらぞう</rt><rp>)</rp></ruby>は、深夜の街道の<ruby><rb>中央</rb><rp>(</rp><rt>まんなか</rt><rp>)</rp></ruby>に立ち<ruby><rb>悚</rb><rp>(</rp><rt>すく</rt><rp>)</rp></ruby>んだ。
</div>
▽サンプル2のCSS
<style type="text/css">
.sample2 ruby {font-size:20px;}
.sample2 rp, .sample2 rt {
font-size: 10px;
line-height: 1em;
}
</div>


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