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301-
絶命の危機を救う使者
向かいの席は空けておこう
眼鏡以外に惚れる要素がある？
蒸発必至の熱視線
棄てられた憧憬
作戦会議室≒化粧室
得意技はうたた寝です
恋文は郵送でのみ受け付けます
愛すべき馬鹿を手懐ける方法
ラスボス≦キミの涙
そうして君はまた不安がるのです。
世界一気の弱い王子さま
カーテンに夜を映せ
静けさは羽ばたきに似て
あるさびれた川辺のおはなし
優しく囁いてみましょう
魅惑のストラップ・マジック
甘い声には甘い言葉を
フライパンに朝を割る
そのときは掬ってあげる
片足をもがれたぼくは
瞳は力強く彼を射抜く
あくまでも知的な指先
膝裏に欲を視てわらう
二の腕は定位置にあり
日焼けたうなじに目眩
赤い唇にキスをひとつ
眦に卑怯な意図を見る
触れられぬ手首の誘惑
肋をゆるくつたう吐息
※眦＝まなじり
ライターを捨てた日
ネットワークを侮るな
ゲームオーバーの瞬間
マイナスにしかならない
プラスの要素はひとつだけ
凍った三日月にかじりつく
きみは満月を嘲笑う
空が晴れている理由
曇天を払う指先に
抱いたのは霧のような、靄のような
言うなればそれは僕のもの
片耳にそっとラブソングを
知っておきたいことは無い
冷たい両手も慣れっこです
抱き締めて、それから殴る
培養液に愛とか入るかな？
科学者みたいな貴方の告白
ぜんぶひっくるめて、だよ
不器用で愚直な恋する人へ
これは君にしか解けません
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