優螢
螢生存ルートエンディング後









サアアアーー…。

断罪するかの様に雨が降る。


「すまない、優雨」

俺はお前のところへはいけない。

あの屋敷で優雨を見るたびにそちら側へいきたいと思った、何度も何度も。けれどやっぱり俺は、俺を大切に思ってくれている人達を残してそちら側へいくことは出来ないんだ。

(ごめんな。)



「まだ、生きることにするよ」



静かに雨が降る。それは涙に似ていた。









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