棘のある言葉だけ 成功するのかわからなかった この街は映してる いつも 成功だけを求められるこの世界で 欲しかったのは違うものだった めぐり逢う人が 流れる 俺たちを支えてくれた人が沢山いた 信じたら崩れそう 裏切りもあった 不安だけ抱きしめる 日々よ 疑心暗鬼に陥った日々もあった もしも ここにあなたが でも 今日 ここにいることができた いたら離さないのに このメンバーを離すつもりなんてなかったのに 時計の音に 追い立てられる ２年間という期限がついていた 忘れることで 今日の日を 僕は生きているよ わかっていたけれど 終わりを考えたら走っていられなかった 今日ここに立って初めて終わりを思い出した あなたと僕との さびしさを さびしいなんて言葉じゃ表現できない今 重ねるようにして 口づける 何かの約束を刻み付けたくなる 二人が痛めた 傷跡が 様々な言葉が僕たちを傷つけてきた 美しい別れを 告げるだろう それでも、今日ここにいる 悩ましい夜だけが このユニットがもたらす結果を 考えたくも無かった 愛の影知っている きっと ただ 楽しい日々を追いかけた 満ち欠ける月を 彷徨う 毎日毎日 本当に楽しかった 永遠が終わったら でも、それも今日で終わり 虚しさに包まれる そっと 無駄ではなかった日々 けれど あっけない幕切れが僕らを頼りなさげな儚い気持ちにさせる 空に 消える燕の 毎年同じ季節に 同じ場所に戻ってくる燕のように 翼 僕にあったら 大きな翼を持っていたとしたら こんな気持ちにはならないのだろうか 静かな雨に 優しく濡れる 思い出は銀糸の雨のように降り注ぎ 心の琴線に触れる 何かを求め その代わり 僕は愛を失くす 何かを代償にして このユニットで何かを得たわけではない まして 仲間に対する思いは愛さえ超え それを失いたいわけが無い あなたと僕との 悲しみを この日を迎えられた喜びよりも 悲しみが勝る 労り合うように 抱きしめる この２年間楽しかったと お互いがいたから楽しかったのだと ねぎらう代わりに抱きしめる 二人が築いた 思い出が 俺たちとファンのみんなで築いてきた この２年間 美しい孤独を 描くだろう 思い出はそれぞれのもの だからこそ輝く あなたと僕との さびしさを 解散という別れ ファンとの別れ 仲間との繋がりがきれる別れ 重ねるようにして 口づける 変わらない思いを抱いていると確かめる為に 口づけを 二人が痛めた 傷跡が 毎日少しずつ刻んできた日々が 楽しかった日々が 今日の日の痛みを 鮮やかに強要する 美しい別れを 告げるだろう つきつけられた別れを 承諾できる……？ ここまで来た いや 辿り着いた 笑って別れを告げられる仲間だと 言っていた （みんなが歌ってくれると 思ってなかったから） それでも 別れに浮かんだ涙を 仲間は 肩に沈めるように きつく抱きしめてくれた 再生(うま)れるためには 消えなければならない 感謝の言葉の代わりに 抱擁を song by Beautiful Alone |