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※ただヤッてるだけ






アレルヤがバスルームから出ると、言葉も交わさず噛みつくようなキスを繰り返し、二人でベッドに沈んでいった。





『可愛いあの子、
今すぐ僕色に染め上げて、
二人だけの世界を築こう、
僕だけに忠実な、
可愛いあの子』








「ん…あぅ……ふ…」



ベッドサイドの電気スタンドの淡い光が、濡れたアレルヤの躯を余計妖艶に映す。


「アレルヤ……」


吐息混じりのロックオンの声が、いつも以上に色を帯びていて、アレルヤはそれだけで下半身が疼いた。




「……ロックオンッ」
「ダメだ。ちゃんと解さないと」


すっと、ロックオンの手が太ももに触れ、ゆっくりと撫でる。
ピクッと反応するアレルヤに苦笑いした。


これだけで感じてしまう恋人が、本当に可愛らしい。


奥へと指を忍ばせると、ぷちゅっ、と小さな音がたち、アレルヤはギュッと目を閉じた。



「痛いか?」
「…んッ……平気…」

アレルヤの感じやすい所をさすりながらゆっくりと中を解していく。


「…あぁ…はん…ぁ…!」


徐々に増やしていった指をバラバラに動かすと、びくっと震えて仰け反った。
真っ白な喉が眼前にさらされ、ロックオンは無意識に舌なめずりをする。




こんな姿、誰にも見せられない。
色付いた体も、
甘美な声も、
この艶容は、全て自分が作り出したもの。
自分だけが、得られるもの。
こんなドロドロな感情は、アレルヤは知らない。
まだ、知らなくていい。






「いいか、アレルヤ」
「…はい……あっ、ぁあ!!」



ロックオンの圧倒的なものがアレルヤの中を支配する。
突然訪れた圧迫感にアレルヤは、悲鳴にも近い喘ぎで放った。


「……ぁあ……すいませ…」
「別に謝らなくていいさ。好きなだけ出せ」
「……んぁ…あぅ……」


始めはアレルヤを気遣い、ゆっくりだった動きも、だんだんとスピードを増し、激しく揺さぶった。

「ハァ……そこ…」
「ここか…」
「ヒャッ!!あぁ……!…ふぇ…」
「気持ちいいか?」








コクコクと必死に頷くと、嬉しそうに微笑み、アレルヤに口付けた。
アレルヤも応えるようにロックオンの首に腕をまわすと、熱く、ねっとりとした舌が歯列を割り、口内を犯し始める。



「……ンッ…はぅ…」




激しいディープキスに呼吸が上手くできず、喉の奥がくうんと鳴るのが分かった。


「ンッ……ひゃぁッ……」
「……くっ」



そんなキスの間でも、ロックオンは中を突くのを止まない。







卑しい水音と、乾いた肌のぶつかる音が反響し合して耳を犯し、もう思考は上手く働かない。



後は、もうお互いを高め合うだけ。




「あぁん…ロック…オ…、も…イクゥ…」
「…はぁ……もう少し…」




グッと腰を使いアレルヤの最奥まで突き上げる。



「ひゃ……あ……うぁあ!!」
「くっ……アレ、ルヤ」






今日一番の高い声を上げ、熱いものを勢いよく放つ。
激しい内壁の収縮に、ロックオンもほぼ同時にアレルヤの中に放った。







「はぁ…アレルヤ…」



返事はない。
シーツにだらんと四肢を投げ出している。


「わりぃな、ムリさせちまって」


ちゅと汗ばんだ額にキスを落とす。


「五歳年下相手に、マジ余裕ねぇな…」








それほど、愛しいのだ。




また風呂はいんねぇとな、と今はもう寝てしまったアレルヤに呟き、起こさぬようそっと抱きかかえバスルームに向かった。





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