刹アレ(ちょっと現パロ)
「……結婚しないか」
「え?」
電話の合間の、少しの沈黙を断ち切る刹那の言葉がそれだった。
本当に、本当に何の前触れもなく言われてしまった「結婚しないか」と。
「そんなこと……電話で言うかい」
「まぁな」
「普通、プロポーズする場所考えるだろ?」
「夜景が綺麗な所とかな」
「ちょっと高いレストラン予約したりしてさ」
小さなマンションの自室のベットでギュッと膝を抱えながら丸まるアレルヤ。
……そうだ。こんな大切なこと、普通電話でなんか伝えない。
「電話で言うことじゃないよ……」
「………」
また、沈黙が辺りを包む。
ピンポーン
インターホンの音が、いつもよりやけに大きく耳に届く。でも、今のこの状況を切り抜けるには絶好のチャンスだ。
「誰か来たからいったん切るよ、刹那」
「ああ」
ガチャ
「………刹那」
玄関のドアを開けると、そこには携帯電話を持ったままの刹那が立っていた。
自分の携帯電話を握る手に力が入る。
驚きと緊張で頭がうまく働かない。きっと自分は夢でも見ているんだ、と言い聞かせないとパニックを起こしてしまいそうだ。
「アレルヤ…落ち着いて聞いてくれ」
「……うん」
ねぇ、刹那。それは本気だよね?冗談じゃないよね?
「もう一度しか言わないからな」
「………うん」
「結婚しよう。アレルヤ」
++++++++++++
中途半端で終わってしまった……。あの携帯電話のCMいいよね!!
↑の話は笑顔動画で見てみよう!!マジ刹アレいいっっ!!!
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