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「ロックオン…」

「おー、アレルヤ」

久々の再会だった。



『愛は君だけに 1 』



お互い多忙の日々で、どちらかが暇な日には、必ずどちらかがミッション。という感じで何だか本当に久し振りの人になってしまっていた。


「ミッション、お疲れさまです」

「まったくだ、これからヴェーダに報告書提出。ったく人使い荒いっての」

「はいはい」


クスクス笑っていると、ロックオンはキョロキョロと辺りを見渡す。人がいないことを確認するとグイッと腕を引かれ熱い抱擁で迎えられた。


「ちょっ…ロックオンてば!!」

「ーー…寂しかった?」


先程とは打って変わって、低く、甘ったるい声が耳についた。まるで事情中の時のような声。


「寂しくなんか、なかったですよ」

「嘘つけ、俺はすんげー寂しかったんだぜ?」

「………そう」

「ねぇ、アレルヤは?」

「………」

「アレルヤ……」

「…………寂しかったです」


きっと顔は真っ赤に染まっていると思うからロックオンの胸元に顔を寄せる。ゴクリとロックオンの喉元が動いた。


「……ちょっとこっちこい」

「え……?」


そのまま何も言わずロックオンの部屋に連れて行かされ、そしてベッドに強引に座らされる。


「抜いてやる、溜まってるだろ?」

「……!?」

カチャカチャと器用にベルトを外していく。

「駄目だよ、まだ仕事があるんでしょ?」

「…流石に最後まではできないが、……ほら、アレルヤもまんざらじゃないみたいだし」

「うっ……」


自分の言葉とは反して素直に主張している自身が恥ずかしくてならない。顔をそらすとロックオンの口元が弧を描いた。


「じゃ……遠慮なく」

「……ひゃっ!?」

グッと根元から一気に指の腹で擦られるともう抵抗できずに仰け反った。

「あぅ……い…やぁ…」

「いやじゃないだろ?」

「…ん…っ……」


強弱をつけながら丁寧に揉まれ続け足がビクビク跳ねる。久々の快感に性的な涙が浮かぶ。声なんてもう制御できない。


「すげぇ感度。もうこんなに漏らして」


いつもより粘着を増した液を指にとり、見せつけられる。彼の綺麗な指に自分の濁った液が絡み付いていて、其れだけでどうしようもなく下半身が疼いた。


「も…ダメぇ…あぁ…やめ……」


反射的に両手で顔を覆う。こんな卑しい姿を見られ、恥ずかしくて死んでしまいそうだ。

「…まじやば、やっぱ予定変更」



「口でする」



「だめ!!……ひゃぁ!?」


ねっとりとした舌が自身を包む。指とは違う強烈な刺激だ。


「あぁ……あん…っ……」


ジュルッ、グチュッと液を啜る音が耳までも犯し始める。口からははしたなく唾液が漏れ糸を引いていた。


「気もひいい?」

「ふぁ…いっ……ン…からぁ…」


口に含んだまましゃべらないでくれと頼みたいのに、脳が言うことを聞かない。ロックオンは口をスライドさせつつアレルヤの感じるところは念入りに舐めほぐす。おまけに片方の手で睾丸をやんわりと揉まれて、意識が飛びそうなほどの快感が、波のように押し寄せる。


「ひっ……あッ、あッ…ふぁん」


くしゃりとロックオンの赤黄色の髪を乱暴に乱しながら掴み、無意識に腰を振り自身を彼の口の中に押し付ける。


「ぃ…いぃッ……ぁん……イヤぁ…!!」


ロックオンは止めを刺すかのように先端部を熱い舌で押し潰す。ビクビクッとアレルヤの体が痙攣し、そして達した。


「はぁ…はぁ……あぁ」


ゴクリと音をたて大量に放った自分の汚らしい欲を飲み干される。



「ご馳走様」

「うはぁ……バカァ…」

「気持ちよかっただろ?」


ニヤリと意地悪く笑いながらほんのり桜色に染まった頬を撫でる。その心地よさに目を閉じ彼の指の感触を味わう。そっとロックオンの指は、真っ赤に濡れた唇をなぞり始めた。


「ねぇ…、アレルヤ」

「……はい」


「俺のも舐めて?」


閉じた瞳をパッと開く。ロックオンの真の目的はこれだったのだ。アレルヤはまんまとロックオンの作戦に乗せられていたのだ。


++++++++++++


続く




あきゅろす。
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