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01:クスリ、と笑う少女が一人(XI)
→小さな部屋だった。
その部屋を真っ赤に染めてクスリ、と笑う少女が一人。
「パパ…つまらないよ」
足元の人間だったモノを容赦無く蹴り飛ばすと、男の側に歩み寄った。


02:砕け散った窓ガラス(葛西)
→パリンパリンと小気味よい音を立てて砕け散った窓ガラス
窓枠からはごうごうと火柱が上がる。
それを確認すると無意識に口角が上がる。
「火火火…いー火だ」


03:血だらけの小部屋(6→リコ)
→部屋の真ん中にへたりと座り込む。
血だらけの小部屋で血だらけのお前の頭をぎゅっと抱き寄せる
自分の手や身体が赤く染まるのも構わずお前を死に追いやった自分を悔やむ。


04:嗚呼、貴方に殺してもらえるなら(ジェニュイン)
→首をぐっと捕まれ持ち上げられる。苦しさに目に涙が浮かぶ。
その瞬間手を放されその場にどさっとへたり込む
嗚呼、貴方に殺してもらえるなら』と思うが彼は絶対私の願いを叶えることはない


05:ぐしゃりとふみつぶして(テラ)
→醜いモノはキライだ。この世の中はとてつもなく醜い。
ぐしゃりとふみつぶしてしまいたくなる。
人間も建物も…空気ですら醜く感じるボクが唯一美しいと認めたのは自分自身とあの方だけだ


06:お前の殺意にぞくりとするよ(6→葛)
→能力的に優れた人間に【新しい血族】と名前を与え、地位を与えた。
最初(はじめ)から居る彼は私に従って居るようでそうではない。
隙あらばと膨れ上がる彼の殺意。やはり出会いが悪かったのかと一人笑みを浮かべる
お前の殺意にゾクリとするよ


07:俺の愛情表現(狂ってるだなんてそんな)(葛西)
→パチンと指を鳴らす、その瞬間指の音を合図に家が火に包まれる
「愛してたぜ、」
愛しているからこそ、燃やし尽くしたくなる。
今まで愛したモノは全て火に包まれていく、それが俺の愛情表現


08:土に還ることは出来るのか(ヴァイジャヤ)
→死んだら土に 還ることは出来るのか
死んだらその肉体を微生物が分解する、ただそれだけだ。いくら考えても結論なんてでなくて。
オレは考えるのをやめた。


09:骨になっても愛します故(ジェニュイン)
→シックスの部屋に無造作に放られた骨の数々。シックスに逆らった人間、血族の骨だ。
「……羨ましいわ」
死んでもシックスの側に居ることが出来るなんて。
骨になっても愛します故
最期の瞬間に私は貴方を思い浮かべる…必ず


10:狂っても狂っても狂っても(6←葛)
→強烈な悪意に飲まれる。
最初に逢ったその日からあんたに狂わされたんだろう。
だけど狂っても狂っても狂っても
頭ん中に居るのは確実にあんただけだ。


砂時計式.様からお借りしました


あきゅろす。
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