宦官(かんがん)とは、去勢した(された)男性役人のことです。 そういう肉体的特徴を持つため、男性でありながら皇帝の后妃が住まう後宮で働くことができました(后妃に手を出す心配がないので)。 古くは刑罰を受けた結果として宦官となりましたが (宮刑(キュウケイ)といい、去勢する刑がありました) 宦官になると後宮で働くことができ就職口が増えることから、やがては望んで宦官になる者も現れたのでした。 日本は古来、様々な制度を中国から輸入しましたが、この「宦官」とあと「科挙(かきょ・高級官吏登用試験)」は輸入しなかったと言われています。 [グループ][ナビ] |