生
ま
れ
落
ち
た
日
の
耳
鳴
り
を
き
み
は
覚
え
て
い
る
だ
ろ
う
か
ねえおかあさん、どうして明日はやって来るの
バイオフィードバック
なんておかしな話だろう
胎児の嘲りを母は知らずに愛しいとつぶやく
どうしていつもそうやって、そうやって、いつも
黒い黒いその目の玉は、焼いたらさぞかし美味かろう
分離した命へ優しい愛撫を
ほうらもう泣かないで
巣立ちとはあなたの腕から逃げ切ること
泣き叫んだ生誕に零れた涙など、一度きり
愛しき不変
さあよく聞いていてね、あなたのお名前
責めるなり泣くなりすればよかったけれど
生まれてきたかったなどと一体いつどこでだれが言ったんだい
ハロー・ニューワールド
お風邪を召された肺には死を望む
いたいのいたいの、飛んでゆかない
心まで白く、
ただひたすらに、
私はその愛を手に入れたかった
(悲しいとは、どのようなことをゆうのですか)
答えられぬと知りながらも無垢な顔でそう聞けば、あなたは決まってかならず、苛立ちを隠した笑みを張りつけて口を静かに開くのだ
(滑稽ね、)
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