机の上の大輪は枯れ頭(こうべ)を垂らす
憎しみで過ごす月日のなんてみじめなこと
空の下で君が笑うことを祈っています
君は頼みさえすればいい。そうすれば僕が助けてあげるから。
抱き締めた温度はいつかのそれより酷く冷たかった
とびきりの笑顔で彼女は残酷な言葉を吐く
後ろには壁、前には貴方(私はどっちに縋ればいいの?)
嘘つきの舌を引っこ抜いてやっと泣き喚くのよ
私が好きなのは貴方で、貴方の一番はあの子で、あの子は私が大嫌いで、
言い訳なんて沢山!まずはその汚いものを隠しなさい!
誰もが私の横を通り過ぎて行く。それでも、待って、だなんて言えない、言う資格はない。
知らないわ。君の視線・君の想い、私は笑顔で踏みにじるんです。
あの桜が散る頃、貴方が居たこの場所からは貴方の荷物も匂いも消えているのでしょう
あの子の痛みに気付けなかった、これは罰ですか?
貴方を奪うため、私は何でもします。例え誰を裏切ろうとも!
何も知らず何も考えず、ただ利用されるばかりの愚かな人間を演じております
貴方が覚えている最後の私が笑顔だったならそれが私の幸せなのでしょう
その隣の女は誰よ!なんて、貴方は私の名前も知らないのに
嗚呼、教会のベルがなる。嗚呼、終焉の音が聴こえる。
それは蛇口から湧き出る水を止めるように、恋を止めて、私は消えます
ごめんなさい、貴方との愛の証が流れてしまったの。だから、
気持ち悪い!どうしてそんなに私のこと、って、それが最後の言葉でした
愛嬌のある顔で笑っていれば満足ですか?
貴方は私を抱きしめて、私はポケットからこっそりナイフを取り出すの
敵だから殺すんじゃない。君だから殺したいんだ。
仲直りしよう。僕は君を愛すから、君はその僕の愛した人を離してくれ。
あの日あの時あの場所で交わした約束を、私は破ります。
仲良く並んで、この世にさよならを告げる
あの人は私のものなのにと情けなく泣いたキューピッド
世界を終わらす瞬間は思いの外快感でした
死んだ貴方は火に溺れ、私を置いて散りました
ビリビリに破いた紙切れ(私は貴方と はできません)
海に沈んで逝く廃船をサルベージして小馬鹿にするの、なんて傷付いた姿なのって
この恋に終止符を打つのは自分。そう、思っていたのに。
君の精一杯のひねくれを、僕は気付いてあげられなかった。
それはメッキが剥がれ落ちるかのように、あっというまに
ごめんなさい。自分は保身の高い人間に成り下がりました。
思わず息を呑む瞬間。それをまさか、このタイミングで知るなんて。
泣き喚いたって何も変わらないことをこの人は知っていた
どうか、息絶える前に殺してください
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