MS-06F-2
後期量産型ザクU
ZAKUU

頭頂高:17.5m
本体重量:49.9t
全備重量:70.3t
出力:986kw
推力:53,400kg
装甲材質:超硬スチール合金
主な搭乗者:ル・ローア

武装
MMP-78マシンガン
MMP-80マシンガン
280mmザク・バズーカ
ヒートホーク
シュツルムファウスト
ハンドグレネード×2
脚部3連装ミサイル・ポッド

本機は、ジオン公国軍の量産型MS。
後期型、後期生産型とも呼ばれる他、型式番号からF2型とも呼ばれていた。
統合整備計画の影響を受けたザクUF型の後期生産型で、対MS戦を考慮して再設計されている。
統合整備計画が実行に移される前に生産が始まったため、完全に統合整備計画に則っているわけではないが、装甲形状やコクピットなどの細部に改修が加えられた。
初めから大気圏内での運用も考慮されており、改修を必要とせずに地上でも問題なく運用できる。
一年戦争後期の地上の激戦地アフリカ戦線や、各地の特務部隊などには、生産後ただちに配備されており、戦後も本機を使用するジオン公国軍残党は多い。
しかし、本機の量産体制がようやく整った頃に一年戦争が終結したため、実戦投入された機体は少なく、その多くが地球連邦軍に接収されるという悲運な機体となった。

一年戦争後期に、ゲラート・シュマイザー少佐率いる特殊部隊「闇夜のフェンリル隊」に配備され、同隊のル・ローア少尉や、ニッキ・ロベルト少尉が搭乗している。
ア・バオア・クー攻防戦に参加していたエギーユ・デラーズ大佐(当時)の指揮するギレン・ザビ直属艦隊には本機が優先的に多数配備されており、宇宙世紀0083年、元ギレン・ザビ直属艦隊が中心となって組織されたジオン公国残党軍デラーズ・フリートが、地球連邦政府に宣戦布告したことにより勃発したデラーズ紛争では、本機が主力として用いられた。
このデラーズ紛争時には、本機の性能を上回る地球連邦軍のRGM-79Nジム・カスタムとも互角以上の戦闘を行っている。
また、デラーズ・フリートは、本機の胴体と腕部を流用したMS-21Cドラッツェという機体も独自に生産していた。
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