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+青森イベントについて+

先日行われた弘前イベント、私は不参加だったのですが後日友達スタッフさんの日記を拝見し愕然としこのページを作りました。

青森イベントに参加されてる方(レイヤー様、サークル様)は下記の日記を是非最後までご覧頂きたく思います。

読み終えたあなたは何を思いますか?
『私はマナー守ってるし』ですか?『何調子こいてんのこいつ』ですか?『別にどうでもいい』ですか?

私は日記を読みやっと今の青森イベントの現状を叩きつけられ、スタッフさん達の苦労というものを知り正直ショックで涙が溢れました。

どうか、これを読み今の現状、主催者様とスタッフ様達の切なる思いを受け止めひとりでも多くお伝え頂きたく思います。

私達参加者が楽しめるのはスタッフ様達が作り上げたイベントあっての事だという原点を忘れないでマナー違反者が目に留まったら注意する勇気を、青森イベントを守るのは私達である事を心に留めて欲しいと思います。

出過ぎた真似かとは思いましたが日記を書かれた当人様の許可を頂き掲載する事にしました。


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今まで弘前のイベントを支えてくださったりんご商業会館様が閉館・取り壊しになると聞き、急遽第3回目の開催を決意した、と聞いた時正直大丈夫なのかと思いました。
主催者さんの体がもつのか、という意味でです。
10ヶ月で3回ものイベントを主催するということは、かなりのエネルギーを消耗します。私も過去2回、約半年の間隔で開催させて頂きましたが、本気で死ぬかと思いました。
仕事以外の全ての時間を準備に費やさなければ、イベント主催というものは出来ませんしそれくらいの労力と時間を費やします。

企画立ち上げ→告知→サークル参加者様の申込み期間→合否発表→パンフレット入稿→当日運営→終了→事後作業

という流れでイベント運営はされています。
しかしこの間にスタッフを集めたり、チラシを作成しては配布し、打ち合わせ、サークル様の申込み受理のメール送信、質問などのメールの受け答え、サークル様への合否案内、会場様との打ち合わせや下見、当日の設営やサークル様の配置、パンフレット原稿の作成、プレゼント大会などの企画の準備、コススペースの配置や設営、今回はマナー講座もありましたので講座の打ち合わせ、様々なものの買い出しやコピーといった雑務。
こういった事をそれこそフル稼働で行います。寝る時間?1日3〜4時間寝れたらいいほうです。5時間寝れたらラッキーです。
スタッフ間の打ち合わせもかなりの時間を費やします。大まかな流れは主催者が作りますが、様々なことについて質問や確認、変更が出てそれを修正し、当日の運営マニュアルを作成します。
いかにして最善の環境で参加者全員が快適に楽しくイベントを過ごせるのか。それに主催はかなり悩まされます。
マナー低下が叫ばれてる昨今、これが実に難しい。
それこそ5〜10年前は何も言わずともみんながマナーを自分で勉強し、きちんと守ることでイベントは成り立っていました。
今はマナーを知らないという方も増える一方で、注意する側が肩身の狭い状況にあります。この今の青森の状況を何とかしたいと、スタッフが奮起してマナー講座を行うことを決意し、それについても何度も打ち合わせをしてはマナーの向上の一歩になってくれたらと望みをかけておりました。資金についてもかなりの無理をしています。
弘前のイベントはほとんどが個人主催です。企業であれば利益も考えての運営になるかと思いますが私達個人主催経験者は利益を考えた事はありません。
赤字覚悟で臨んでおります。事実、今回のイベントの利益は500円だったそうです。
私達がイベントを主催、運営する理由は「弘前のイベントが好きだから」「今までお世話になった分お返しがしたい。貢献したい」という気持ちだけです。終了して得るものといえば、達成感と参加者様の「楽しかった!」というお声と笑顔です。これだけでスタッフ陣は「やって良かった!」という天にも昇る気持ちになれます。皆さんが楽しんで下さる事が何よりのご褒美であり、何にも勝る活力になります。
またイベントは参加者全員が楽しめることを前提に動いています。
この参加者というのは、サークル参加者、一般参加者、コスプレ参加者、そしてスタッフを含んだ会場にいる全ての方々です。
スタッフが楽しめないイベントは他の参加者様も楽しめないのではないか。スタッフが運営側として楽しいと感じるからこそ、他の参加者様も楽しめるようなイベントが出来上がる、という理念にスタッフは奔走します。

今回もその理念の下に駆け回って参りました。
マナーについても先に述べた通り、今の状況を打破するきっかけになればと思って行いました。
開催中もマナーについて呼びかけ、トラブルがないか常に目を光らせ走り、結果沢山の方から「楽しかった」と温かいお言葉を頂きました。
それはとても嬉しいことで、スタッフとしてこれに勝るご褒美はないです。
しかし反省会でアンケートを見た時、私たちの中を衝撃が走りました。

マナーマナーとうるさい。
登録料を取るとはぼったくりじゃないのか。無料にしろ。
パンフ代が高い。
結構な黒字が出たんじゃないか?

あまりのことに言葉も出ませんでした。憤り、悲しみ、そして絶望感。
私たちがやってきたことは全て無駄だったのか。
そんな思いがスタッフ全員に駆け巡りました。
今回、全館貸切にしたこともあって会場費だけでも膨大な金額がかかっています。
1・2階の休憩室、3階ホール、4階ホール、女子更衣室、男子更衣室。トータルで15万弱の金額が、会場費だけでかかっています。
またパンフレットも今回来場者の予想がつかなかったので700部印刷しました。
これにも6万強の資金がかかります。
他にマナー講座用のプリントを200部×4種類で全部で800部コピーして作成しました。申込み用紙の印刷代、サークル様への合否通知の用紙、コスプレスペースの布、小道具、コス登録証、カメラ登録証、その他備品。
恐らくはトータルで25万前後の費用がかかっています。これを個人が負担するにはとても厳しいです。
スタッフも完全ボランティアで交通費も出ません。当日のお昼ご飯くらいです。遠いところだと青森市や秋田からのスタッフさんもいますが、誰もお金がほしくてやっているのではありません。
利益を考えたことは一度もありません。赤字ギリギリのところで運営しているのです。
コスプレイヤーの数が増え続けている今、専用に会場を作らなければレイヤー様とサークル様のいざこざが発生し、大きなトラブルになる場合があります。そもそもあの狭さの会場では収納しきれないのです。だからコス専用に会場を借り、その会場使用料として250円頂いてるのです。
それでも足りなくて、パンフ代を値上げしたりしました。そこでやっと会場費や印刷代が払える状態になります。
理由がなくて値上げしているのではありません。全てには理由があるのです。
マナーについてもかなり苦労しました。
マナー講座、実際行ってみるといらして下さった方はほんの一握りです。それでも聞いて下さる方がいると、それぞれの担当はお話させて頂きました。中には困っていることを勇気を振り絞って相談して下さった方もいます。
それに比べてどうでしょう。スタッフが注意しても無視をする。煙たがる。注意した方が異常という目で見る。
サークルに並んだ列を整理するのはスタッフの仕事ではありません。スタッフには他の仕事が山ほどあります。サークルに並んだ列を整理するのはそのサークル様の役目です。自分のサークルのせいで会場内に詰まりを作っているのですから。それでも弘前にサークルが列を作るなんてことは至極稀な事です。
はっきり申しましょう。そのサークル様には以前から列整理について警告をご本人様に申しておりました。一番最初に列が出来て大混乱になったイベントの後から、今後のやり方を考えて頂かないと最悪参加をお断りするとまで申しておりました。
なのに遅刻してきては列を作り、それをどうにかしようという動く訳でもない、とはいかがなものか。
果てはその列はスタッフのせいにされる。
スタッフはそのサークル様のための人員ではありません。何かあった時にそのサークル様にスタッフを取られていては対処が出来なくなる恐れがあります。人数のいるサークル様なら一人がスペースに、一人が列整理に回って頂きたい。スタッフのせいだとか、スタッフの役割だというのはやめて下さい。全てはそのサークル様の責任です。

2007年1月、私とMさんは弘前のイベントがなくなってしまうという事について危機感を感じていました。
大好きな弘前イベントがなくなってしまう。これはとても悲しい事であり何より今までお世話になってきた弘前イベントに少しでも貢献したい。
そんな思いからSong*Birdというイベントを開催することを決意しKさんを共催に迎えまたいろんな方々にスタッフやアドバイザーとしてご協力を頂いて2回も開催させて頂くことが出来ました。
その頃に比べると参加者様の要求が格段に増えそれに応える為に主催者をはじめとするスタッフはかなりの負担を強いられながらも良かれと思い奔走してきました。全ては弘前イベントに貢献したい。好きだから頑張りたい。そういった思いからS*Bをきっかけにたくさんの主催者が、スタッフが集まり、目まぐるしいスピードで駆け回ってきました。
しかし私達は今回のアンケートの内容を見て愕然とし、絶望感に襲われ、どうすればいいのか、どうすれば良かったのか、憤りや悲しみに引き裂かれズタズタの状態です。
温かいお言葉をかけて下さる方、分かって下さる方も沢山いらっしゃるのは理解しておりますし、とても喜ばしい事です。
ですがやはり、分かって下さらない方が圧倒的に多すぎる。
マナー低下を訴えれば「うるさい」と言われ、運営資金のために少しの負担をお願いすれば「ぼったくり」と言われる。
ではどうすれば満足なのでしょうか?
私達が何十万円もの負担をし、マナーというものに目もくれず、皆さんのやりたいようにやって頂くという形にすればいいのでしょうか?
そういった事を繰り返したせいで同人イベントには会場を貸さない、貸したくないという所が弘前には多数あります。
今や弘前市内で同人イベントを歓迎して下さるのはりんご商業会館様くらいです。そのりん商様も建て替えの予定があるそうですが残念ながら一般への会場の貸し出しは行わないのだそうです。

今後弘前市内で会場が見つかったとしても私達は主催もスタッフも致しません。4月開催予定の黒石イベントが最後です。その黒石イベントも今回のイベントメンバーがそのままスタッフとして動きます。もしかしたら開催予定が中止になる可能性もあります。それ位私たちは絶望感でいっぱいなのです。
運営陣がいくら呼び掛けても聞いて下さらないのだったら何の意味もありません。実際アナウンスしたことでさえ「聞いていない」「何で知らせてくれないのか」という言葉も頂きました。
4月やるからには全力で運営に当たりますがこれが最後となります。
追い込まれてしまった私達の最後の決断であり最後の警告です。
今の青森はイベント完全撤退の危機に立っています。青森市のおでかけライブも撤退を考えているというお話も耳にします。
いくらスタッフ側が呼び掛けても一向に改善されずますます悪化の一途を辿るこの状況を打破するのは参加者様全員の意識改革が必要だと感じています。
しかしながら、この状態ではそれは難しいでしょう。嘆くだけなら誰でも出来ます。改善の為に動いたとしてもそれが異常扱いされるのだったら青森イベントはなくなってしまった方がいいのかもしれません。
自分たちの首を絞めているのはスタッフではありません。
自分たちの行いがどんな事態を招いているのか。それに気付いている人達がどれほどいらっしゃるのか。
呼び掛けることに疲れてしまった私達はもう動く事を止めます。私達の力だけではどうする事も出来ません。
誠に残念であり力が及ばなかった事が悔しくて仕方ありません。
ですがもう無理です。
身動きが取れないところまで追い込まれてしまいました。あとは皆さんの意志にお任せするしか、私達は出来る事がありません。

皆さん、お願いですから、もっと危機感を持って下さい。このままでは青森からイベント自体がなくなってしまいます。それも近い将来に。
なくなれば県外に出ればいいという人もいらっしゃるでしょう。でも県内にいるしかない人は?行きたくても県内のイベントに行けない人は?

この日記を読んで少しでも共感して下さった方、少しでもいい。私達スタッフの叫びを周りに伝えて下さい。
今の状況がどんなに危ないのか。
改善するには私達一人一人の意識改革が必要不可欠であるという事。
でなければ本当に青森からイベントが消えてしまいます。










































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