(※死ネタ)
然迄万死に値すか
仕様の無い自分、
手立てなど早残らず。
ならいっそ、
劈く糾弾の嵐、
あなたを黷す、世相は。
憎くて堪らない世界。
ならいっそ、
晴朗とした長閑かな麦畑のほうが似合っていると思った。
あなたには、うつくしいあなたなら、だから、
この手に、もはや手立てがないのなら。
逃げよう、どこまでも、どこまでも、あなたを連れて、あなたを追わない世界へ、あなたを損なわぬ風景、景観、
――そこならば、
青い空、どこまでもどこまでもつづく金いろの麦畑、
のどかに、そこでは時間すら気にせず、
ねえ１０代目、歌をくちずさんで、口笛をふいて、
あなたを縛らないせかい、もうすぐそこです、
せかいはこんなにひろい。だから、
逃げよう、逃げましょう、追わなくなる明日、昨日すら無かったことにして、
「獄寺くん…ッ！！ヤダ、あけてよ、目ぇあけてよッッ…っ!!!!」
あなたは本来、けがれない｡
ほら､こんなにも素晴らしいせかいが、見え……
「 」
数発の銃声､宙みだす騒音｡齎されたのは、
瞬間の痛みそして緊縛からの、
解放。
.....we are Freedom
その日二人で歩きだす、あたらしい道、断罪を必要としない道はとても日だまりが気持ち良くて、なんだかうれしくなるほどに澄んだ空気で、サンドイッチ持ってピクニックしたいね、なんて、
しあわせ、な
requiescat inpace...
20060522
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