MS-14GD
ゲルググG
(陸戦型ゲルググ砂漠仕様)
GELGOOG G

武装
専用ビームライフル
360mmジャイアント・バズ
専用シールド

本機は、MS-14G陸戦型ゲルググの砂漠仕様。
陸戦型ゲルググは重力下での機動性向上のために高機動バックパックを装備していたが、本機はMS-06Dザク・デザートタイプと同型のバックパックが装備されている。
本機の開発は陸戦型ゲルググと同時期にキャリフォルニア・ベースで行われ、試作機完成後ただちにノックダウン生産のラインが整えられた。
しかし、戦況悪化に伴うキャリフォルニア・ベースの生産能力の低下や、月面グラナダ基地からの部品供給能力が低下するなどの諸事情により、設計の一部変更を余儀なくされ、脚部スラスターを除去し、当初計画されていたホバー機能がオミットされている。
脚部スラスターの除去による軽量化で機体の機動性能は向上したため、シールドは扱いやすい小型のものが用意された。
また、ビームライフルは砂漠で使用するため冷却システムを銃身に追加した専用のものが装備されている。
こうして本機の量産は開始されたが、まもなくジオン公国軍がキャリフォルニア・ベースからの撤退を決定したことにより、本機は8機のみが生産されるにとどまった。
この8機がどこに配備されたか明確な記録は残されていないが、アフリカ戦線にて本機の姿が確認されたという。
なお、一年戦争後に地球連邦軍によって押収された資料の中に、同様の別機体が確認されたとの情報もあるが、機体はおろか部品すら回収されておらず、またジオン公国軍の生産拠点いずれからも生産記録は発見されていないことから、この情報の信頼性は低いと思われる。
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