RGM-79G
ジム・コマンド
ジオン公国軍鹵獲機
GM COMMAND

頭頂高:18.0m
本体重量:43.5t
全備重量:56.4t
出力:1,330kw
推力:67,000kg
装甲材質:チタン・セラミック複合材

武装
ビーム・ガン
90mmブルパップ・マシンガン
MMP-80マシンガン
120mmザク・マシンガン
280mmザク・バズーカ
ビームサーベル
頭部60mmバルカン砲
シールド

本機は、ジオン公国軍によって鹵獲使用されているRGM-79Gジム・コマンド。
ジオン公国軍所属機として友軍の誤射を防ぐためグリーンに再塗装されており、手にした六角形の初期型シールドには大きくジオン公国軍のエンブレムが描き込まれていた。
鹵獲(ろかく)とは、戦場などで敵対勢力の兵器や補給物資を奪うことであり、勝利軍が敗戦軍の兵器を強制的に奪う行為は接収(せっしゅう)ともいう。
捕獲(ほかく)と称される場合もあるが、軍事用語としては「鹵獲」が適当な言葉である。
降伏した敵軍から武装解除の際に取り上げたり、敵軍が撤退あるいは敗走時に遺棄・放棄した兵器や物資を手に入れることを指して言うことが多い。
一般的に鹵獲した兵器は、そのまま自軍の兵器として転用、もしくは改造を施して使用されるか、調査を行って分析し自軍の兵器の改良や開発の参考にされる。
このため、何らかの理由で兵器を遺棄しなければならなくなった場合、その兵器が敵軍の戦力として運用されないように破壊(爆破・放火・自沈)ないし使用不能にすることが多いといわれる。
しかし、一年戦争時の地球連邦軍とジオン公国軍においては、鹵獲兵器をそのまま自軍の装備として転用したとしても、弾薬・爆弾・ミサイルなどの武装類や、エンジン・機器などの補修部品の規格が自軍と異なっていることが多く、消耗品の更新も難しいことから必ずしも有効な主力戦力として活用できるわけではない。

一年戦争初期から中期にかけて、積極的に鹵獲を行っていたのは地球連邦軍であった。
ジオン公国軍の投入した新兵器モビルスーツに対抗する有効な手段を持っていなかった地球連邦軍は、軍の方針としてモビルスーツの鹵獲を推進し、MS-05ザクTやMS-06ザクUを研究もしくは自軍兵器として戦線に投入した。
一年戦争後期には鹵獲したザクによって得られたデータから連邦軍製のモビルスーツが誕生。
この頃、延びきった戦線により補給のままならなくなったジオン公国軍は、逆に地球連邦軍のモビルスーツを鹵獲運用し始める。
また、両軍共に鹵獲したモビルスーツを用いて敵軍に偽装する行為も行われており、MS-06J陸戦型ザクUによる偽装でジオン公国軍補給基地を襲撃していた地球連邦軍のセモベンテ隊や、RGM-79ジムを偽装に用いて連邦軍艦艇を襲撃した第603技術試験隊ヨーツンヘイムなどが有名である。
ジオン公国軍では、鹵獲したジムを「ゲファンゲナー・ゲム(鹵獲ジム)」と呼称していた。
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