ミズヒキゴカイ
・環形動物
・ミズヒキゴカイ科
・体長：10cm
・生息地：日本各地
泥の多い場所であれば
干上がる程浅い場所から
水深5〜6mの海底までと
様々な場所に住むゴカイで
常に体を完全に泥の中に潜らせて
海底の有機物を食べて生活しています。
上の写真は泥に潜った状態で
見えているのは感触糸と呼ばれる
長い触手状の鰓(エラ)です。
やめてほしいですね。
完全敵役なデザインです。
ちなみに本体は
コチラ。
とりあえず
外見からの第一印象は最低です。
この生物の特徴は
物凄く汚濁や汚染に強いことです。
たとえ魚や蟹･海老が一匹もいないほど
汚染された場所だとしても
コイツはいます。
印象は悪くなる一方です。
ゴカイといえば、
魚の餌の代表みたいな生き物ですが
ミズヒキゴカイは何か違うらしく
試しにミズヒキゴカイを掘り起こして
魚や蟹に与えてみても
全く口をつけないそうです。
ガン無視です。
まぁ気持ちはかなり分かります。
こんなキモいもん食いたくないです。
まぁ実際のところは
魚たちが嫌がる何かしらの化学物質を
ミズヒキゴカイが出してるのだろう
とのことです。
汚い場所に棲んで土の中に潜って
更にまわりを遠ざけて防御は万全、
誰の餌にもならないのかと思いきや
トウガタガイ
という貝は
わざわざこの生物に寄生して
体液を吸いながら生活しています。
「あー、余ってんなら俺が貰うわ」
みたいなノリです。
どうやら自然界には
要らないものなど無いようです。
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