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アリノスシジミ
・鱗翅目
・アリノスシジミ亜目
・体長:情報募集中コチラ
・生息地:東南アジア

シジミチョウの仲間で最大の
アリノスシジミ、の幼虫です。
何故幼虫だけかというと
成虫は別に普通だからです。
そのかわり幼虫は特徴的かつ奇抜です。
アリノスシジミの幼虫は
アリノスシジミというだけあって
蟻の巣で生活します。といっても
ホームステイ的な感じではありません。
まず許可なく正面から堂々と入り込み
蟻たちがキレてる横で蟻の幼虫や卵を
ガツガツ喰いまくります。
蟻達のことなんかガン無視です。
しかも相手は獰猛なツムギアリです。
何故無事でいられるのでしょうか。
理由は簡単、攻撃が届かないからです。
例えるならヤ○ザの本拠地に
装甲車で乗り込むようなもんです。
まぁ写真見ながら説明しましょう。
アリノスシジミの幼虫をひっくり返すと
こう なってます。
白い部分が頭・胸・腹つまり本体です。
全体と比べると大分小さいです。
要するに体のほとんどが防御壁なのです。
絵的には、うつ伏せになった人に
空気を入れて膨らませたゴムボートを
ひっくり返して被せたのを
イメージして貰えればよろしいかと。
そうすれば体がスッポリ隠れてしまい
蟻は手出し出来ません。
こうしてアリノスシジミは
蟻に凄い嫌われながら
悠々と居候生活を続け
そのうち蛹になり、更に時が経つと
蟻の巣の中で羽化します。この時には
もう子供時代の防御壁はありません。
蟻の時代が来ました。
蟻達はここぞとばかりに襲いかかります。
しかしアリノスシジミも馬鹿じゃないので
何も用意してないわけではありません。
成虫となったアリノスシジミは
身体中の荒い鱗粉が防御法となります。
この鱗粉はよく滑るので中々噛みつけず
噛みつけてもこれ等が顎に付着します。
蟻はそれが不快でたまらないので
拭い去ろうと必死でもがきます。
でもやっぱり幼虫の防御壁と比べると
効果は微妙なので
蟻の巣から脱出することができずに
食べられてしまうものも結構います。
そうして修羅場をくぐり抜けた猛者だけが
子孫を残せるのです。


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これ防御力255なんだぜ!!


あきゅろす。
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