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報われるなんて誰が言った





『草壁』
『何でしょうか』

『邪魔だと思わない?これ』



形をくずしはじめたリーゼント

草壁は後ろ手を赤縄で縛られ冷たい床に全裸であぐらをかかされていた。
そうして開いた股間にふわふわとしたムースのようなものをぬりつける風紀委員長。

草壁は有無をも言わずその様をじ、と見ていた。

雲雀が次に取り出したのは剃刀である。



『邪魔だから、さ』
『はい』





ぞり、ぞり




剃刀は軽快に事をすすめてゆく。



ように 思えた。





『あと残りの半分、君自分で剃りなよ』
『は・・・』
『だって、邪魔なんだろう?』
『ええ』



(懲りない人だ)



草壁は握らされた剃刀で雲雀が余した部分の陰毛を自分で処理してゆく




『いい、眺め』



黒皮張りのソファに腰掛け優雅に流した目で茂みの伐採の様子を見守る。




ぞり、ぞり





終始無言でもくもくと作業をする



『終わりました』



処理した毛をティッシュにまとめる




『そう』


『じゃあ、おしりこっちにむけて』




『こっちはさすがに自分じゃ無理でしょ』




すでに後ろ手を取られている草壁は床に顔を突っ伏して尻を突き出す。



『いいね』



再び雲雀の手に戻った剃刀は力強い筋肉と筋肉の間にその刃を進める

俄かにぞくぞくとした感覚が草壁を駈ける。



(体を震わせたほうが善いだろうか)

きっとこのひとはそんな反応を期待している。

このひとは自分がいないと 何かしらのはけ口がないと
うまくつりあいがとれないのだから




ぞり、ぞり



『うん、おわり』


『いいよ、元に戻って』




体を起こされて元のようにあぐらに戻る草壁




『肌、荒れるのいやでしょ』





たらり、たらり、





上から落とされる液体の冷たさに身を萎縮させる




ぽとり、ぽとり



クッションのなくなった股間の中心に、その液体は垂れてゆく。




『ほらこうしてケアしないと』



垂れた液体を延ばすのは雲雀の右の素足。


いかにも丁寧にしています、というようにぐりぐりと押さえ付けながら草壁の股間をまさぐってゆく。






『ちょっとずつ、元気になってきたけど』

『・・・』

『なんとかいいなよ、かわいくない』




雲雀は草壁の鼻をつまんで口をひらかせた。
静かに口で息をする草壁。

まさぐり続ける足体積を変えるモノ。



(ここではどうしたらよいものか。)


草壁は常に雲雀の満足のゆくように事を進めるようにつとめていた。

あるときは反抗をもとめているかもしれない
あるときはただ自分の言うとおりになる玩具をもとめているかもしれない。

さて今日は。


足は技巧をこらして攻めたててくる




『ハ・・っ・』



歯をくいしばる
雲雀は自分を辱めたいのだと草壁は感じ取った。



『蔑まれるのがすきなの?』

『こんな状況で、こんなかたくして』



草壁はただ目を堅く閉じた。

(果たしていつ自分はこんなに気軽におったてることができるようになったのだろか、)



『それとも只の淫乱?こんなナリして。』



(だれがそうした?)



『ああ、もうこんな時間』


草壁の絶頂はすぐそこまで近づいていた。その矢先。


足はいとも簡単に退き、そそり立ったそれはそのままに置き去られた。

終了の合図にも思えた。

だがしかし後ろから頭を押さえ付けられ草壁はソファに顔を埋めた。
リーゼントは不様につぶされた。



『今日はもうここには戻らないかもしれないけど』
『鍵かけておくから、心配しないでいいよ』



置土産だと言って雲雀はどこから持ち出したかバイブレータを草壁に埋めて
何度か奥を突いてから応接室を後にした




『いってくる』




後ろ手を縛った縄もそのままに。

無機質な振動音にときたま体を震わせつつ虚しさすら感じることもなく。

ソファにこすりつけて迎えた絶頂すら。





只白い脳内に灰色が発生するのを見守っていた。










うううやりましたヒバ草!可愛そうな草壁。ある意味かわいそうなひばさま。
一応ヒバ了前提です。
パイパン、足コキ、放置。
大好き草壁。


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