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症気の沙汰

ザンディノ。
暴力、SM表現あり。









『ひっでえな、話し合いに来ただけなのに』

『なぜ、部下をつれてこなかった?』



ザンザスは目に見えて分かるようにイラついている。
ディーノはと言えば、手錠で拘束されて尚余裕を表情に浮かべる。



『て めえ は おれを なめてんのか ?』

『いんや、そっちが勝手にはやまったんだろ』


『・・のカスが』



ザンザスは自分に跪いた格好をしたディーノの顔を蹴り上げた。



『がっ・・・』


『カスの分際でナマ言ってんじゃねえぞ』



更にはその足で股間を踏み付ける。



『・・は、ヴァリアーのボスはとんだサディストだな』

『それは誉めているつもりか?』



ぐいぐいと踏み付けた足に体重を乗せるザンザス。
苛立った顔は未だ変わらず


『・・・ってェよ』

『痛ェようにしてるんだよカス』

『使いモンになんなくなったらどうしてくれる』

『テメェはまだ戯言言う余裕があんのか』


『俺の将来は有望なんでね』

『少しは黙れへなちょこ』


『・・泣いて靴舐めて 許してくださいボンゴレ十代目 って言えよ。』

『、ちっとは俺の気も変わるかもしんねえぜ』



ザンザスは手段を変えたらしい。
腹が立つ奴はとことんいたぶってから始末しようと。
仮にも跳ね馬。そのままうっちゃるのも勿体ない。


ディーノは目の前に突き出されたブーツに躊躇いもせずしゃぶりつく。

意図したように官能的な仕草、顔つきで。



『ゆるしてくださいクソ野郎』


下から見下ろすような視線。まだ余裕な顔



ガツ



『何様だお前』



もう一度気に食わないツラを蹴りあげ踏み付け下腹を蹴ってうずくまったディーノを四つん這いにする。



『なあ』



金髪をひっつかみ顔を上げさせる。



『テメェの下手な芝居なんか見たくねんだよ』



髪を掴んだまま床に頭を叩きつける。
鼻血やら唾やら分からない液体が床にこびりつく。



『生憎俺は痛いのには慣れててね』



『すぐ音を吐くことになる』



ザンザスはディーノを裸に剥いた。四つん這いのままのディーノは臀部を突き出した儘である。



『何、おしおきでもしてくれんの?』



肩越しにザンザスを見る馬


『そんな生易しいもんじゃねえよ』



傍らに放ってあったディーノの鞭を手に取る。



『コレ、好きか』



バチィ!



ザンザスが勢い良く振り下ろした黒い鞭はひょうと唸りをあげディーノの白い背中に当たり真っ赤な蚓腫れを残した。



『あ・・・が』



鋼の入った鞭は容赦無くその重量を加速度とともに骨まで伝える。

やがて擦れた傷から血が滲むのを確認したザンザスは続け様に何度もその背中に鞭を振り下ろした。



『まだ、へたばるなよ』

『優しいな、ザンザスさまは』



へらりと笑って見せるディーノの目にはほんの少しの恍惚も交じっていた。

散々に乱された金髪
血反吐にまみれた顔
タトゥーと蚓腫れと
滲む血の競演。



ザンザスは説明の付けがたい衝動に駆られた。
下腹部に違和感を覚えた。
背筋を抜ける感覚



『オラ、口開けろ』



再びディーノの前髪を鷲掴み引き寄せ、そそりたった己のモノをディーノの口元に突き付ける。

一瞬ザンザスの顔をちらと見て、先から丁寧に舐めていく。



『馬っつーより犬だな』



先ばかりちろちろと舐めるディーノに対しまた苛立ち始めた。



『焦らしているつもりか』


ディーノの後頭部を押さえつけ、喉の奥まで突く。



『オ、エ・・・』



『休むんじゃねえ』



喉から突き上げる嘔吐感に耐え顔と目を真っ赤にさせて温い涙を一筋



また下腹から込み上げる感情。







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