よーし、みんな!!
私に元気を分けとくれぇぇぇえええ!!!
「フフッ、誰も分けないよ。」
「ですよねー!!」
よし、今の状況を説明すると…
魔王に追われています。
「誰が魔王だって?」
「ごめんなさぁぁぁあい!!!」
怖いよぉぉおお!!
ママー!!
「何スネオの真似をしてるの?」
「すみませんすみませんすみませんすみませんすみませんすみません。」
ガシッ
「すみませんすみません………ん?」
「フフッ、捕まえた。」
……これは、一種のホラーですか?
「ホラーじゃないよ(黒笑」
「そそそ、そうですね!!!」
もうだめだぁ、おしまいだぁ……←
私の馬鹿野郎!!
なんで……幸村の育ててた花壇にボールなんて入れてしまったんだ…
ごめんよ、お花ちゃん。
「マジで反省してます、だからお許しを!!!(土下座」
「んー、しょうがないなぁ。」
そう言うと、幸村は私の腕を引っ張り立たせ、顎を掴まれて……
チュッ
…………あれ?
「これで許してあげるよ(ニコッ」
そんな黒くない柔らかい顔でお許しをもらった。
「じゃあね。」
そう、爽やかに幸村は去って行った。
………どうしよう…
…ドキドキ、するよ……
不覚にも幸村に惚れてしまった…
そんな、ある夏の出来事だった。
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