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物語  


そいつは…
ある日突然俺の家にやってきた。

うさ耳をつけた自分より小さな少年。その少年は一人前のうさぎになるため、俺の元へやって来たと言う。


「和輝っ、おかえりー」

「いってー…離せ!誰だよお前!!」

「僕、ラビリルだよ。えへへっ、よろしくね」


そしてうさ耳をつけた奴が現れたのは、俺の家だけじゃなかった。


「あら?貴方も私が見えますの?」

「そっか!普通の人には見えないって忘れてた…」

1匹は、素直さを表に出すため


「当たり前だろ。ほら、早く行かねぇと遅刻するぞ」

「ところがっ!居るんだなー、これが」

1匹は、努力するという事を学ぶため


「平気です!僕、昔から打たれ強くて。……あ。性格は、そうでもないんですけど……」

「そんなの居るわけないだろ。っていうか、それもううさぎじゃない」

1匹は、臆病な性格を直すため

そして俺の家にやってきたうさぎは
善悪の判断を身につけるため


各々でパートナーを選び、自分に欠けているものを補うための日々が始まる。


創作ボイスドラマ企画
『僕とうさぎの物語。』


「今日から、お世話になりまーす!」





あきゅろす。
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