満月だけが知っていた 殺人動機は無色透明 僕はいつでも孤独だった 剥がれ落ちた道化の仮面 容赦のない現実 行きたくない、 生きたくない、 逝きたくない 純真無垢な殺人鬼 腐りきった僕の心臓 打たれ弱いダイヤモンド そして誰もいなくなった 破壊に向かう旋律 不愉快すぎて泣けてきた 滑稽本の主人公は僕 自己理解不能 愁嘆場はお嗤い種に 弱さを知れ 混濁した赤と黒 鳴り響くクライマックス 正義の味方は助けに来ない 拵えた寝床は不要になったので、無理矢理引き剥がして、削ぎ落として、痛みと出血と苛立ちを産む |