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御用改めである
その志は刀とともに
風に消えた浅葱色
情けは無用
透きとおるほど白き初恋
何よりも、生きるために
僕は田舎者
ねぇ、泣いてもいいよ
吐いて、吐いて、白湯を飲んでそれも吐いた
あなたの手はそんなにも細かったか
震える呼吸
粉おしろいが落とせない
殴られたわけでもないのに
燃え上がる若き深緋
決裂
その鬼は誰よりやさしい
僕は人を斬るしかできない
邯鄲の夢
闇夜に光る鎬は鈍色
各々方、推して参る
御用改めである その志は刀とともに 風に消えた浅葱色 情けは無用 透きとおるほど白き初恋 何よりも、生きるために 僕は田舎者 ねぇ、泣いてもいいよ 吐いて、吐いて、白湯を飲んでそれも吐いた あなたの手はそんなにも細かったか
注) *深緋:「しんぴ」とルビをふることにする(正しい読み方は「こきひ」) *邯鄲の夢:人生の栄枯盛衰のはかないことのたとえ(広辞苑より) *鎬:「しのぎ」 刀身の中央、すこし出ている部分。絵で刀を描くとき真ん中に線が引いてある所のこと。 *鈍色:にびいろ 震える呼吸 粉おしろいが落とせない 殴られたわけでもないのに 燃え上がる若き深緋 決裂 その鬼は誰よりやさしい 僕は人を斬るしかできない 邯鄲の夢 闇夜に光る鎬は鈍色 各々方、推して参る
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