―――植田夫婦に質問
Q)先ず初めに”いい夫婦の日”についてどう思うかを教えてください。
「いい夫婦の日、か……俺達も本当に結婚する?」
「ええッ!?」
「日本ではまだ認められてはないけど、東京のある区ではパートナーシップ証明書が貰えるようになったし、海外には同性婚が認められている国もある」
「えっ、えっ(海外っ!?)」
「まあ俺は紘夢くんと一緒にいられるなら婚姻関係がなくても構わないけど」
「(相変わらず冗談か本気か分かんねえ!)」
Q)お二人の出会いを教えてください。
「俺の仕事先のライブハウスに紘夢くんがバイトとして来てて、そこの裏で出会ったのが最初」
「です」
Q)お相手の第一印象を教えてください。
「見たことないくらいのイケメン」
「はは。照れるなあ」
「いやマジで。最初はホント美形過ぎて怖いくらいでした。迂闊に近寄れない感じって言うか」
「初対面の人には大抵そう言われる。怖そうとか冷たそうとか。俺自身、威圧してるつもりはないんだけどな…」
「話すにつれて全然そんな風には思わなくなっていきましたけどね。植田さん優しいし」
「そう、ありがとう。紘夢くんの第一印象は…何この子?だったな」
「っ……まあ、その程度ですよね…」
「ああ、ごめん。言い方が悪かったな。興味を持ったって意味で言ったんだよ。俺にしては珍しくね」
Q)お相手のどんな所がお好きですか。
「苛め甲斐がある所」
「えっ…!」
「って言うのは冗談」
「(なんだ…)」
「でもない、かな」
「植田さんっ!」
「ごめんごめん。そう言う所も含めて紘夢くんの全てが好きだよ」
「なっ!」
「(可愛いな…)紘夢くんは?俺のどんな所が好き?」
「っ………たまに子供っぽい所」
「子供っぽい?」
「普段は落ち着いてて大人で、何しても格好良いのに…悪戯したりとか拗ねたりとか、ちょっと子供っぽいなって思う時もあって…それが何か可愛いなって思います」
「(俺に可愛いなんて形容詞を使うのは紘夢くんだけだろうな)」
Q)お二人でいる時に一番「幸せだな」と感じるのは何をしている時ですか。
「それは紘夢くんが側にいてくれるだけで幸せって言うのを前提としての質問ってことで良いよな?」
「お、俺に訊かれても…っ」
「…まあそうか。んー、一番ねえ……あえて選ぶなら、やっぱりセックスをしてる時かな」
「セッ!?」
「紘夢くんが俺だけのものになる瞬間だから、ね」
「ッ!!」
「紘夢くんは?」
「……いい子だねって言って頭撫でてくれる時、とか……幸せって言うか、嬉しくなります…」
「そうなんだ。そのくらいならいくらでもしてあげるよ」
Q)「愛されているなあ」と感じるのはどんな時ですか。
「最近よく電話してくれるのが…。前は苦手だって言ってましたよね…?」
「苦手だよ。声を聞いたら会いたくなるからな。でも、どうしても会いたいのに会えない時はせめて声だけでも聞きたくなってね」
「俺もそんな好きな方ではないですけど…何でもない時にただ話す為に連絡くれるのは…愛されてるなって思います…」
「そうなんだ。俺は…何だろ。甘えてくれる時かな。普段は結構俺に遠慮してるなあって思うことが多いから、その分素直に甘えられると嬉しくなる」
「…すいません…甘えるのとか慣れてなくて…」
「謝らなくて良いよ。ただ俺はいつでも甘えて欲しいなとは思ってる」
「……分かりました」
Q)ズバリ、初エッチはいつだったのでしょう。
「付き合い始めて数週間経って、かな」
「はい…」
Q)その時の感想を。
「あの時は何だか嫉妬と勢いに任せて抱いたみたいになったから実は反省してたんだ。ごめん」
「えっ?い、いえそんなっ!」
「ふ。紘夢くんに煽られまくりだったしね」
「ッ…それは……知りませんけど…」
「今でこそ少し余裕が出来てきたけど、それでも変わらず紘夢くんには煽られっぱなしだよ」
「うう…」
Q)最中、お相手が見せる仕草で好きな仕草はありますか。あれば、どんなものか教えてください。
「そう、それで思い出した。紘夢くんさ、シてる時に俺の腕とか腹とか触ってくるけど筋肉フェチだったりする?」
「え…いや、そう言う訳じゃないと思いますけど……植田さんの身体、凄いから…触りたくなって…」
「(またこの子は無自覚でそんなこと言って…)心なしか向けられる視線も熱いような気がするし、あんな風に触られると堪らなくなるんだよね」
「(そうなんだ…)…それこそ俺は……植田さんが服脱ぐ瞬間が好き、かも…」
「へえ。そんなに俺の身体が好き?」
「なッ!?違っ…わない、ですけど……何て言うか男として憧れるって言うか、色気が凄いって言うか……っああもう次行きましょう次!」
「クス(照れてるな)」
Q)今までしたエッチの中で一番刺激的だったのは…?
「何かある?」
「っ……アレ……車の中で……」
「ああ、そんなこともやったな。確かに刺激的だったね。紘夢くんもいつも以上に興奮してたし」
「ッ!だってあんなっ!」
「あんな?」
「っ……何でもないですっ!」
「(…可愛い……早く襲いたいな…)」
Q)今後やってみたいシチュエーションはありますか。あれば、どんなものか教えてください。
「結構色んなことやったよね?」
「…ええ、まあ。貴方とは特に」
「あれ。他の奴とはそうでもない感じ?」
「…どうですかね(全員とは言えない…)」
「…ふうん?でもまだ俺達もやってないことは沢山あるからなあ」
「言っときますけど、やらないといけないなんて決まりはないんですからね!?」
「でも、やらないといけないこともあるだろ?今日は特に、いい夫婦の日なんだから」
「ま、まさか…!」
「そう、そのまさか。夫婦設定って言ったらやっぱり裸エプロンは必須だろう」
「(何で皆同じことばっか…もう俺泣きそう…)」
Q)ありがとうございました。では最後に、お相手に愛の囁きをどうぞ。
「愛してる。今までも、これからも」
「ッ………」
「ふ。じゃあ、行こうか」
「待って植田さんっ」
「ん?」
「…俺も……愛してます…っ」
「っ……ありがとう。続きはこの後、ね」
植田に手を引かれて連れて来られた先には…
続きは脳内で!
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