地は石蒜を迎へ 天は石蒜を忌む

pixiv三国志(ぴく國)・潘氏の小説。
後宮入り〜孫亮を身籠る前くらいの話です。
大学に提出(2年以上前ですが)したものに、ぴく國用に加筆・修正してオチも変えました。
悪夢というか、予知夢というか。ホラー調にしたかったみたいです。
加筆・修正なしVer.はpixivに載せます。




潘氏

会稽郡句章県出身。
孫権の妻の一人で、孫亮の生母。
父親は役人であったが、法を犯して死刑となる。
その為、彼女は姉と共に織室(※)に入れられたが、人並みではないのを見た孫権は、彼女を後宮に入れた。
(※宮中の織物部屋で、罪人の娘等が奴隷として入れられる)

孫権に愛された彼女はやがて身籠もり、誰かが龍の頭を自分に授け、彼女がそれを蔽膝で受け取る夢を見た。
こうして、赤烏六(二四三)年に孫亮を生んだ。
赤烏十三(二五〇)年一一月になると、孫亮は太子に立てられる。
この時彼女は自分の姉を織室から出し、嫁にやらせてほしいと願い出た。
これを孫権は許したので、彼女の姉は譚紹と結ばれた。
太元元年(二五一)年五月になると、潘夫人は皇后に立てられた。

孫権が危篤になると彼女が看病をしたのだが、やがてそれに疲れて病気になってしまう。
太元二(二五二)年二月、彼女は宮女たちの手によってくびり殺され(※)、生涯を閉じる。
陵に孫権、歩夫人と共に合葬された。
(※彼女は以前、袁術の娘で孫権の妻の一人である袁夫人を讒言して殺す等といった事があった為)

※うちの潘氏設定※
警戒心の強い、野犬のような女性。強がっているだけで、本当は臆病。優しくされると弱い。
罪人の娘である事が色々と障害となっており、彼女自身、いつも気にしてる。
なかなか素直になれない為、周囲から誤解されやすい損な性格。
だが、心を開いた人にだけは幾らか素直になる。
これに関して、息子の孫亮は例外。彼に対しては素直というより溺愛している。
心配性で神経質。思い込みが激しい。心配事があると、夜も眠れない。
織室から出た後も姉の事か心配で、よく会いに行っている。




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