よ「に、兄ちゃん…お願い、やめてよぉ…(涙目)」
鳥「何泣いてんだよ(笑)心配すんなって、にーちゃんがかっこよくしてやっからさ!」
よ「や、やだあーっ!」
鳥「っこら!待てよとぎ!」
よ「わあーーーーっ!(泣)」
ピンポーン
初「あれ?…鳥夜先輩、出てきませんね(汗)」
日「せっかく一眼レフ見せてやろうと思ったのに…いないのか…?」
よ「やだぁーーーっ!」
初&日「 !? 」
初「い、いいいい今の声って!よとぎくんですよね!?」
日「初野!入るぞ!」
初「はっ、はい!」
日「よとぎくん!大丈夫ッ…か…ぇ」
初「せ、先輩(汗)何やってるんですか…?」
鳥「おー、初野〜ちーす。隊長もそんなに息切らしてどうしたんすか?」
初「ちーす。じゃないですよぉ!よとぎくん泣いてるじゃないですか!」
日「お前、何ひどいことしようとしたんだ?Sッ気は学校だけで発揮しろ!」
鳥「やっ、やだなぁ2人とも…すごい剣幕で迫ってこないでくださいよ(汗)」
よ「離せーっ!んぎぎぎ!」
鳥「いっでえぇ!何すんだ、よとぎ!腕噛むなぁ!」
よ「にーちゃんがっ、にーちゃんが髪切ろうとするからぁーっ!」
鳥「何でだよ!前だってかっこよくしてやったろ?!」
よ「あんなヘンテコな髪にして!?学校の友達にからかわれたんだからな!」
鳥「そ、そいつらは見る目がねーんだよ!今時の流行を知らないんじゃねーの!?」
よ「違う!にーちゃんが下手くそなんだぁ!」
初「…あ、あの〜?(汗)」
鳥「未来のカリスマ美容師に何てこと言うんだ!あれはマシな方だったぞ!?」
よ「マシ!?マシってなんだよにーちゃん!上手じゃないってことだろ!?」
日「お、お前ら落ち着けって…(汗)」
鳥「兄弟なんだからちょっとは協力しろよな!?今度は上手くいくって!」
よ「やだ!もう恥ずかしい思いするのはぜーったいやだー!」
初&日「「ちょっと待ったぁーっ!」」
***
日「…つまり、鳥夜が弟をカットモデルにしようとして追い掛け回していたと。」
よ「そーです!」
初「ビックリしましたよも〜(汗)」
鳥「なっ、なんだか俺が悪いみたいな言い方っすねー」
日「当たり前だアホ。第一に人が嫌がることを無理やりするんじゃない!」
鳥「うっ」
日「しかもお前、弟を実験台にするとか可哀想だろ?そういうのはヅラでも買ってきてやるもんだ」
鳥「うう(汗)でっ、でも最初にやった時は…素直に応じてくれたし…」
よ「それは兄ちゃんがあんなにヘタクソだとは思わなかったからだもん!」
鳥「おまっ!」
初)「なんだか…逆に微笑ましいですね」
日)「あぁ、そうだな…」
こうして鳥夜兄弟のケンカを止める者はいなくなるのであった。
fin.
***
あとがき:鳥夜兄弟のお話でした。
仲がいいかと思いきや、ちゃんとケンカもする兄弟です。
でも内容が内容なんで…(笑)
鳥夜は早く美容師気分を味わいたいので、他人の髪を切ろうとします。
学校のクラスメイトの何人かは鳥夜の餌食になったとか。
よとぎは髪を切られるのが嫌でどんどん伸びてきている始末。
前髪とか長すぎてゴムで結んだりピンで留めたり…
でもその内、鳥夜にバレないようにお金をためてちゃんとしたところで髪を切ってもらうと思います(笑)