感想とか
ＵＣにはライバルネガＵＣがいます。ネガはネガティブのネガ。
自分の組織にそんな名前付けるのどうかと思いますわ。
絶望的な噂の中にこそ、救いがある。という信念があるようですが、
どっちかというとポジティブな思想ですね。
そんな彼らは犯罪者の集まり。噂屋メンバーに犯罪者は一人だけいますけど…。
もちろん来須さん。ハッキングは犯罪。しかしそれで不当な利益を得たりしていないから
悪いとは言えません。
まあ、そんな犯罪者４人組。を紹介しましょう。
まず一人目。佐伯里花（さえきりか） コードネーム『マイナス・ドライバー』
八重歯っていいな。
その工具みたいなコードネームって何？ と思いますけど、
これが彼女の特殊能力。周りにいる人間を不安にするという迷惑極まりない能力者。
その声は人を自殺に追い込んだり、中２病患者を騙したりと恐ろしい奴。
『暗い日曜日』（＊１）も顔負けです。
彼女の容姿は、滝太郎の友人である草加にそっくり。
もしかして双子？ 関係が気になるところ。
進藤里人（しんどうりひと） コードネーム『歯車の破壊者』
背が高い不気味な男。アメリカの有名な都市伝説ベッドの下の殺人鬼（＊２）を実践しています。
作中で、花の妹、凛を殺したり彼らに協力した女性を口封じのため殺しています。
とても残酷な人間に思えますが、４巻でメンバーの里美がマンホールから出るときに
手を差し伸べてます。意外と紳士。
花の攻撃を受けずに、キックで花を倒していることから、身体能力は作中で一番だと思われます。
三浦里美（みうらさとみ） コードネーム『レディ・オートマトン』
昔、来須と同じ研究をしていた女性で、彼とは因縁がある様子。
能力は彼と同じハッキングですが、研究不十分なサブリミナル効果を使って洗脳させるなど、
医学分野においても知識があると思われます。
それだけではなく、身分を隠しているときは会社の経営コンサルタントでもあります。
経済学にも通じておられるとは・・・。
マッドサイエンティストでさえなければ、大金持ちになっていたでしょうね。
いつも白衣着用で、経営コンサルタントとして働いているときもノーネクタイで白衣。
それってどうなの？
二葉久断（ふたばくだん）『ネガＵＣリーダー』
俺の嫁。異論は認めん。
すみません。ちゃんと説明します。牛の頭のネックレスをしている美少年。
見た感じ中学生ぐらいですが、ファッションセンスはそこらの高校生以上、気を使っていると思われます。
すごく生意気な少年と思われますが、可愛い。
彼がリーダーなのですが、他のメンバーに信頼されてるかどうかは不明。
里人はアンタ呼ばわりしますし、三浦もこの場所が研究しやすいからいる感じです。
『噂屋』のキーワードとなりそうな『牛の首』（＊３）に関わっているそうで、
彼のネックレスや名前の『くだん』（＊４）など、謎が多い人物です。
以上がネガＵＣの４人組。
ちなみに、彼らより上の人物がいるかどうかはわかりません。
ＵＣとネガＵＣの対決の行方が楽しみです。
（＊１）１９３３年にハンガリーで作られた音楽。その曲を聴いた人は、次々と自殺を
してしまい、放送禁止になった。作中で来須が言っている曲とはこのこと。
ちなみに、今でも普通にＹＯＵＴＵＢＥなどで聴くことができる。
（＊２）Ａ「ねえ、お腹すいたから、コンビニ行ってなんか買おうよ！」
Ｂ「え？ 別に私はいいよ」
Ａ「お願いだから、一緒に来てよ！ ね？」
Ｂ「まあ、しょうがないな」
外出
Ｂ「あれ？ 店はこっちだよ？」
Ａ「警察に行くのよ。さっき見ちゃったの。Ａのベッドの下に、
刃物を持った男の人がいたのを・・・」
（＊３）あまりに怖い話のために、誰も語ることができず、作者は死んでしまったため、
その話が怖い話であるということしかわからない。そんな話。三巻の都市伝説の百物語大会のオチは、
これを知っているといっそう面白い。
（＊４）日本のとある伝説で、牛の体に人間の首の怪物。預言をすると言われる。
社長の名前や、羽鈴村の話など、これから深く物語に関わってくると思われる。
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