Actor who performed Midorisan
宍戸 優希
「飯原家を見守ってきた、「さん」までが正式名称のミドリガメ
ミドリさんを演じてくださった宍戸優希さまから、収録後のインタビューをお手紙でいただいてまいりました。
では早速…(カサカサ)」
「ミドリさん役を務めました、宍戸優希です
『わんダフル★ダディ』も企画開始から約一年、長かったやら短かったやらといった感じで、いよいよ締めとなりましたね
私は、とにかく始めが一番大変でした
確か番外編の掛け合いで、一気に8つくらい台詞が来た時があったような…
まあそんな私を鼻で笑えるくらいに大変だったであろう人が、少なくとも一人いましたけどね。
よく覚えてないですけど、一つの話で収録台詞が100とかあったような……
私だったら倒れそうです
収録やってて疑問に思ったことが、亀は声変わりするのかってことです
番外編の二話ではミドリさんの回想がありましたが、あの時のミドリさんは年齢が一桁なんですね
撮ってる時には特に気にしなかったんですが、原作者的にはどうだったのかというのがちょっと気になるところです
あぁ、そういえば応募時はけっこう間延びした雰囲気で喋っていた気がしたんですが、いつの間にか普通のテンポになってました
このへんはどうだったんでしょうね。
あと初期は、ミドリさんは『ミドリさん』で一つの名前だと言われており、さんを二つつけてもらえてお得とか言ってた気がするんですが……
この辺はなかったことになってるのかな、と思ってみたり
最後にオーディションでのことでちょっとした無駄話をば……
わんダフル★ダディは、物語開始以前に飯原幸次の死という非常に大きな出来事が発生しています
企画を知った当初は『ちょっとほのぼのした温かいお米の話(違)なんだな』と思っていましたが、その裏には各々或いはみんなで乗りこえてきた過去があったわけです
私がそれに気付いたのは、同じくミドリさんへと応募し、結果として二次選考まで残った方の文章をちらっと見てからです
でも私は、二次選考ではあえてその部分には触れずに臨みました。
初めは気づけずにいた以上、あとから取ってつけたようにしたくないというか、うまく言えませんが一種の意固地ですね。
ちなみにその方は、別のキャラクターとして作品に参加されているようです
私の記憶違いじゃなければ……ですが
しかしそういった重い部分は本編ではあまり取り上げず、裏設定としての扱いに終始したのは上手いなと思いました
作った設定をなんでもかんでも本編で描写しようとすると大抵ロクなことになりませんし。経験者は語ります←
私からはこのくらいでしょうか
初めにも言いましたが、この企画は本当に大変でした
ですが、それだけ力は入れたつもりですし、いずれはそれも良い思い出になると思います
共に作品に携わった皆さんに『お疲れさまでした』を
作品を見に来ていた方々に『ありがとうございました』を
そして散々私から迷惑を被った苦労人企画者五味溜め様に『ごめんなさい』を
それぞれ述べまして、締めとさせていただきます」
「宍戸優希さま、ありがとうございました!」
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飯原家のこれまでをずっと見てきた生き証人、皆の精神的なまとめ役として
ミドリさんはとても重要な位置にいる人物(カメ)です。
見守る側の、そういった立ち位置のミドリさんを
ゆっくりととても穏やかで優しい喋り方と演技で表現してくださいました。
ミドリさんの一番の年長者らしい色々な経験を積んでの包容力も
いじられ役になったり、その場のノリにのってしまったりする可愛いらしさも
そのどれもが物語を、飯原家を支えてくださっていたように思います。
番外編での活躍が多かったため
短期間でたくさんの台詞量を!という無理をしょっちゅうお掛けしましたが
いつも全力で応えてくださいました。
1つの話で100は主人公ののぞみですね…何とも鬼の所業です。
素敵なミドリさんを演じていただきまして、本当にありがとうございました!
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