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Actor who performed Chunko

水沢 潮


「スズメのちゅんこを演じてくださった水沢潮さまにお話を伺いにまいりました!
あ!手紙にしたためてくださっているのですね!ではでは失礼致しまして(ガサガサ)…」

皆様、こんにちはこんばんはおはようございます。ちゅんこ役の水沢潮(みずさわうしお)です。
それでは早速「わんダフル★ダディ」収録を終えての感想に移らせて頂きます。

私がちゅんこと出会ってから、早いものでもう1年が経とうとしています。総台詞数はそこまで多くないキャラクターなのですが、その1つ1つを大切に演じさせて頂きました。また、まだ駆け出しの頃に頂いた役だけあって、演技・その他諸々にはかなり苦しめられた記憶がございます。
私的に、ちゅんことして欠かすことの出来ない最も大切なものは「勢い」だと思っておりまして、そしてそれを表現するにあたって重要視されてくるのが「滑舌」でした(勢いを付けるとなると否応なしに早口になるためです)。しかし私にはちゅんこの代表的な語尾「なのです!」がどうしても言えず、真夏の室温が上がり切った自宅で何十回も録り直したことは、今となっては良い思い出です。

一旦ちゅんこの話は置いておきまして、「わんダフル★ダディ」自体の感想を書かせて頂きます。
初め私は当作品をギャグといいますか、コメディーだけを取り扱った作品であると認識していました。しかしながら番外編(もうひとつの〜というやつです)台本の方に目を通したときその考えは一変し、同時に感動さえ覚えました。読む人・聴く人全てに元気を与えてくれるような本編。それとはまた違った雰囲気の、ちょっぴりシリアスで心温まる番外編。その構成に惹かれ応募に踏み切ったわけですが、こうして収録が終わった今も尚「ああ、キャストとして携わることが出来て良かった」と、心から思います。

多少ネタバレも含みつつ、ちゅんこの話に戻らせて頂きます。

こんなに元気で明るくてワンダフルなちゅんこにも、若干メンタル面の弱い過去がありました。そしてそれから抜け出す切っ掛けを作ったのが、本編等に登場する想い人(実際は人ではなくてスズメだけど)、スズキ先輩。残念ながら作品内で目に見える進展こそなかったものの、するめを含めた3羽はいつも一緒で、彼・彼女らが強い絆で結ばれていることが分かります。
スズキ・するめときたら次に欠かせないのはショコラでしょう。彼女はちゅんこにとって女友達であり、相談相手であり、憧れであり…とにかく大切な存在です。つまり、ちゅんこの周りにはスズキを筆頭にちゅんこの支えとなる人(?)が沢山いて、だからこそ今のちゅんこがあるのだろうなと私は思っています。

また、ちゅんこの台詞は全体的にスズキに関するものが多く、いかに彼女が彼を慕っているかは想像に容易いです。とても微笑ましく、演じていて楽しかったのを覚えています。
中でも楽しかったのは、もうひとつの第3話「めーいっぱいの愛をこめて」の「狽ヨぅわぁあーーー!!!〜いいのです!」と「『夏祭り』〜おっしゃって…」という台詞でしょうか。とくに後者は私なりのこだわりなんかがあったりして、作者である五味溜め様(以下、五味ちゃん)に演じ方について初めて相談した台詞だったと思います。当作品がわりと“遊び”の許されるお話だからこそ実現した、まさに「(ちゅんことしてスズキに)めーいっぱいの愛をこめて」演じた結果です。快諾して下さった五味ちゃんに、この場を借りて今一度お礼申し上げます。

本来書くべき「収録を終えての感想」とは若干ずれが生じますが続けさせて頂きます。

こうしてちゅんこを演じきったことは、少なからず自身のスキルアップにも繋がったと思います。まだまだ未熟者ではありますが、ちゅんこのオーディションに使用したボイスと聴き比べてみても、何となく自分が成長したであろうことが分かり嬉しかったです。
正直なところ五味ちゃんの期待に添えたかどうか分かりませんし、自信も皆無です。しかし私は「今自分が持てる力の全てを出し切った!」と断言できます。それですから、とても満足しています。

最後に、企画が全て終了したあとも私の中ではわんダフル★ダディ、そしてちゅんこという掛け替えのない存在は生き続けることでしょう。いつかまた機会があれば、是非ともまたちゅんことして皆様にお会いしたいものです。
それではこれにて失礼させて頂きます。最後までお付き合い下さり、ありがとうございました。

水沢潮 拝



「水沢潮さま、ありがとうございました!」


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私の注釈がいらないほど、まさしくちゅんこは仰るとおりの人物(スズメ)です。
考察力が素晴らしいと言うのでしょうか、「ちゅんこ」という人物像をしっかりと掴んで演じてくださいました。
可愛さは勿論なのですが、何処となく弱さが見え隠れしたりして
逆に自分が気付かされたことの方が多かったように思います。

もうひとつの第3話では、そんなちゅんこの魅力を詰めに詰めて演じてくださって
おかげで3人の会話は実に生き生きとしています。
「なのです!」はちゅんこの勢いを表す上で重要な言い回しなのですが、…本当に言いにくいんですよね。

素敵なちゅんこを演じてくださいまして、本当にありがとうございました!


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